『ビール・ストリートの恋人たち』【3/22~】

2019/02/03

『ムーンライト』監督最新作は、愛よりも、もっと深い
“運命”で結ばれた恋人たちのラブ・ストーリー

前作『ムーンライト』で、『ラ・ラ・ランド』を抑え第89回アカデミー賞®作品賞に輝いたバリー・ジェンキンス監督の最新作は、彼がずっと映画化を夢見ていたジェイムズ・ボールドウィン原作、1970年代ニューヨークに生きる若きカップルの愛の物語。昨年のトロント国際映画祭でお披露目されると観客の熱狂的な支持を得て観客賞次点1位、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞脚色賞、助演女優賞を受賞、アメリカ映画協会賞作品トップ10他、数々の映画賞を席巻。第76回ゴールデン・グローブ賞では作品賞〈ドラマ部門〉、脚本賞、助演女優賞にノミネートされ、見事助演女優賞を受賞。そして本年度アカデミー賞®では見事、脚色、助演女優、作曲賞の3部門にノミネートされ大きな注目を集めている。

監督が、ずっと映画化を夢見ていた
原作者ボールドウィンのみずみずしい筆致が、
時を超え、鮮やかな映像美で現代に蘇る

黒人作家としてアメリカ文学に金字塔を打ち立て、キング牧師らと共に公民権運動の旗手としても活躍したジェイムズ・ボールドウィン。彼が70年代に書いた「ビール・ストリートの恋人たち」(早川書房刊) 。映画化にあたり『ムーンライト』と同じプランBが製作に名を連ね、同作でアカデミー賞®にノミネートされた撮影、音楽のチームが再び集結し、この上なく官能的な映像美とロマンティックな世界を作り上げた。本作は、原作者の意思を受け継いだ、どんなに困難な状況にあっても、愛を諦めない恋人たちの普遍的なラブ・ストーリーであり、人種や社会階層に対する差別の問題が大きく浮上する現代に必要なメッセージに満ちた抵抗の物語である。そのメッセージは、愛と希望に満ち溢れている。

恋人たちに訪れた過酷な運命
愛の試練は二人をどこに連れて行くのか

「赤ちゃんができたの」
1970年代のニューヨーク。ティッシュは19歳。恋人のファニーは22歳。幼い頃から共に育ち、自然と愛を育み、運命の相手を互いに見出した二人にとって、それは素晴らしい報告のはずだった。
しかし、ファニーは無実の罪で留置所にいる。彼はティッシュの言葉を面会室のガラス越しに聞いた。小さな諍いで白人警官の怒りを買った彼は強姦罪で逮捕され、有罪となれば刑務所で恥辱に満ちた日々を送るしかない。二人の愛を守るために家族と友人たちはファニーを助け出そうと奔走するが、そこには様々な困難が待ち受けていた...。魂を試されるようなこの試練を乗り越え、恋人たちは互いの腕の中に帰ることが出来るだろうか。

 

 

2018 年/ アメリカ / 119分
監督:バリー・ジェンキンス
原題:If Beale Street Could Talk
出演:キキ・レイン/ステファン・ジェームス/コールマン・ドミンゴ/テヨナ・パリス/マイケル・ビーチ 他
配給:ロングライド

 

上映場所 ホールソレイユ(4F)
上映期間 3/22(金)~4/4(木)
3/22(金)~3/28(木) ①9:20 ②17:20
3/29(金)~4/4(木) ①9:20 ②14:30

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