『ルイの9番目の人生』【4/7~】

2018/02/01

アカデミー賞監督をも魅了した
最高のサスペンス小説、奇跡の映画化

2008年に他界した『イングリッシュ・ペイシェント』のアカデミー賞監督アンソニー・ミンゲラが生前に映画化を熱望していた企画を、その遺志を継いだ息子のマックス・ミンゲラがプロデューサー兼脚本家として実現。
フランスからハリウッドに進出し、ダニエル・ラドクリフ主演のダーク・ファンタジー『ホーンズ 容疑者と告白の角』などで斬新な映像感覚を発揮してきた鬼才アレクサンドル・アジャが、リアルな心理描写にめくるめく神秘的なイメージを溶け合わせ、極上のスリルとサプライズに満ちた映像世界を完成させた。
主人公の“眠れる美少年”ルイに扮するのは、何ヵ月にも及んだオーディションの末に発掘されたエイダン・ロングワース。
あどけないルックスに反して、あらゆる観客を驚嘆させるであろう大人びた演技は、新たな天才子役の登場を強烈に印象づける。
ルイを目覚めさせようと奮闘する医師パスカルを演じるのは、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』『フィフティ・シェイズ・ダーカー』で世界中を魅了した二枚目俳優ジェイミー・ドーナン。
そしてデヴィッド・クローネンバーグ監督のミューズとして脚光を浴びた美しきカナダ人女優サラ・ガドン、TVシリーズ「ブレイキング・バッド」で絶賛を博した実力派俳優アーロン・ポールがルイの両親役で共演。
謎だらけの少年の心に渦巻く深い“闇”と、そこに差し込むひとすじの“光”が鮮烈なコントラストを成すドラマを魅惑的なアンサンブルで体現している。

昏睡状態のルイの周りで起きる、不可解な事件。
真実を知る少年は、再び目を覚ますのか―

(ストーリー)

サンフランシスコの海辺の崖から転落したひとりの子供が、病院に救急搬送された。

その少年ルイ・ドラックス(エイダン・ロングワース)は生体反応がなく、一度は死亡が確認されたが、遺体安置室で奇跡的に蘇生。
しかし全身にむごたらしい大ケガを負っており、昏睡状態に陥ってしまう。
著名な小児神経科医アラン・パスカル(ジェイミー・ドーナン)がルイの担当医として外部から招かれるが、この愛くるしい容姿の少年にはいくつもの謎があった。
ひどい難産の末にこの世に生を受けたルイは、奇妙なことにそれから毎年、8度にわたって生死に関わる大事故を経験していた。
そして美しい母親ナタリー(サラ・ガドン)、別居中の父親ピーター(アーロン・ポール)に9歳の誕生日を祝ってもらうためのピクニックで事故現場となった渓谷を訪れ、9度目の悲劇に見舞われてしまったのだ。
地元警察のダルトン刑事(モリー・パーカー)はこの事故を“事件”ではないかと疑い、現場から忽然と消え失せたピーターの行方を追っていた。
ルイの命を救うためにあらゆる手を尽くし、憔悴しきったナタリーを励ますパスカルは独自の調査に乗り出し、学校で友だちがいないルイが精神科医ペレーズ(オリヴァー・プラット)のセラピーを受けていたことを知る。
ルイを襲った幾多の事故は、大酒飲みのピーターによる虐待だったのか。
それともルイの自傷行為によるものなのか。
やがて深まる謎の答えを見出せないパスカルは恐ろしい悪夢にうなされ、ナタリーのもとには差出人不明の警告文が届くようになり、ルイの身近な人々や関係者に次々と不可解な出来事が降りかかる。
とても偶然とは思えないそれらの現象は、悪意を持つ何者かの仕業なのか。
事故や事件に巻き込まれ続けるルイは、いったい何者なのか。
すべての鍵を握るルイが病院のベッドで眠り続けるなか、このミステリアスな少年の秘密を解き明かそうと苦闘するパスカルは、予想だにしなかった衝撃的な真実に迫っていくのだった……。

2016年/ カナダ・イギリス合作/ 108分/
原題: The 9th Life of Louis Drax
監督:アレクサンドル・アジャ
出演:ジェイミー・ドーナン/サラ・ガドン/エイダン・ロングワース/オリバー・プラット/モリー・パーカー 他
配給: 松竹

 

上映場所 ホールソレイユ(4F)
上映期間 4/7(土)~4/20(金)
 4/7(土)~4/13(金) ①10:30 ②16:45
 4/14(土)~4/20(金) ①12:15 ②18:50

[margin_5t](C)2015 Drax (Canada) Productions Inc./ Drax Films UK Limited.

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