1945年、ベルリン、顔に傷を負いながらも強制収容所から生還した妻と、変貌した妻に気づかない夫。
再会により炙り出される心の傷、そして夫婦の愛の行方をサスペンスフルに描いた優しくも切ない衝撃作!
ただ 知りたかった。あの時夫は私を愛していたのか。
それとも、ナチスに寝返り 裏切ったのかを―。
監督は、前作『東ベルリンから来た女』でベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)に輝いたクリスティアン・ペッツォルト。主演に再びニーナ・ホスとロナルト・ツェアフェルトを起用し、愛の真理を問うサスペンスフルな心理劇を作り上げた。削ぎ落とされたセリフと無駄のない演出に、亡命作曲家クルト・ヴァイルの名曲「スピーク・ロウ」が艶やかに映える。ヒッチコックの『めまい』を彷彿とさせる傑作と世界が絶賛した本作。
戦後70年の今、”収容所のその後”を生きる夫婦の愛の行方から、私たちは目を逸らすことができない。
【ストーリー】
1945年6月ベルリン。元歌手のネリーは顔に大怪我を負いながらも強制収容所から奇跡的に生還し、顔の再建手術を受ける。彼女の願いはピアニストだった夫ジョニーを見つけ出し、幸せだった戦前の日々を取り戻すこと。顔の傷が癒える頃、ついにネリーはジョニーと再会するが、容貌の変わったネリーに夫は気づかない。そして、収容所で亡くなった妻になりすまし、遺産を山分けしようと持ちかける。
「夫は本当に自分を愛していたのか、それとも裏切ったのか――」。その想いに突き動かされ、提案を受け入れ、自分自身の偽物になるネリーだったが・・・。
2014年/ ドイツ /98分/
原題:Phoenix
監督:クリスティアン・ペッツォルト
出演:ニーナ・ホス/ロナルト・ツェアフェルト/ニーナ・クンツェンドルフ 他
配給:アルバトロス・フィルム
上映場所 | ホールソレイユ(4F) |
上映期間 | 11/14(土)~11/27(金) |
11/14(土)~11/20(金) | ①10:00 ②12:05 ③16:35 |
11/21(土)~11/27(金) | ①11:35 ②16:05 |
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