ただ『歩く』ことで世界を変えた男の、感動の実話
本年度アカデミー賞主題歌賞受賞・コモン&レジェンド「Glory」・作品賞ノミネート
2015年3月7日、オバマ大統領がミシェル夫人や国民と共にアメリカ南部アラバマ州セルマを行進。「我々の行進は終わっていないが、ゴールは近い」と演説した。
ちょうど50年前の1965年3月7日。セルマの地で黒人の選挙権を求め平和的なデモ行進をしていた人々が、警官隊に暴力で弾圧された―。この“血の日曜日事件”はアメリカ国民に大きな衝撃を与え、次第に人種をまたいだ2万5000人もの人々による歴史的大行進へと発展していく―。
この世紀の行進の指揮をとったのが、マーティン・ルーサー・キング・Jr.=キング牧師だ。彼は、政府やFBIによる妨害、白人至上主義者による家族の殺害予告、そして信念の代償として命を落としていく同胞たちと、多くの苦悩や葛藤を抱えながらも、39歳の若さでその人生を終えるまで、生涯「非暴力」という志を貫き通した。
そんなキング牧師の物語を、映画史上初めて長編映画として描き上げたのは、気鋭の女性監督エヴァ・デュヴァネイ。主人公のキング牧師を演じるのは本作で多くの映画賞に輝いたデヴィッド・オイェロウォ。トム・ウィルキンソン、ティム・ロス、オプラ・ウィンフリーらベテラン俳優たちがその名演で脇を固める。
指導者として、父として、一人の男として、悩み、闘い、そして世界を愛したキング牧師。ただ歩くことで、アメリカを、そして歴史をも動かした世紀の大行進に魂を揺さぶられる、感動の実話。
【ストーリー】
1964年ノーベル平和賞を受賞したキング牧師は、翌65年、黒人の選挙権を求める525人の同志と共に、アラバマ州セルマから州都モンゴメリーまで80キロのデモ行進を始めるが、そこに待ち構えていたのは白人の州警察と民兵隊だった。次々と黒人たちが殴り倒されていくニュース映像が全国に流れ、テレビの前の全米7,000万人が衝撃を受ける。
「肌の色など関係ない。人は皆平等だと信じるならば共に行進しよう」キング牧師の呼びかけに、全国から続々と人々が集まってくる。翌日、黒人と白人、男と女、大人と子供がしっかりと腕を組み、彼らは再び歩き始めた─。
2014年/イギリス・アメリカ合作/128分/PG12
原題:Selma
監督:エバ・デュバーネイ
出演:デビッド・オイェロウォ/トム・ウィルキンソン/キューバ・グッディング・Jr./アレッサンドロ・ニボラ/カルメン・イジョゴ
配給:ギャガ
上映場所 | ホールソレイユ(4F) |
上映期間 | 8/29(土)~9/18(金) |
9/5(土)~9/11(金) | ①11:00 ②17:35 |
9/12(土)~9/18(金) | ①13:35 |
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