ヒトラーがもっとも恐れた暗殺者は平凡な家具職人だった。
戦後70年を経て明かされる、ドイツ政府が隠し続けた感動実話。
あと13分早ければ、世界は変わるはずだった。
1939年11月8日、恒例のミュンヘン一揆記念演説を行っていたヒトラーは、いつもより早く切り上げた。
その後、仕掛けられていた時限爆弾が爆発──ヒトラーが退席して13分後のことだった。その爆弾は精密かつ確実、計画は緻密かつ大胆、独秘密警察ゲシュタポは英国諜報部の関与さえ疑った。しかし、逮捕されたのは36歳の平凡な家具職人、ゲオルク・エルザー。彼はスパイどころか、所属政党もなく、たった一人で実行したと主張。信じ難い供述の数々――。それを知ったヒトラーは徹底的な尋問を命じ、犯行日までの彼の人生が徐々に紐解かれていく。
監督は『ヒトラー ~最期の12日間~』で“人間、ヒトラー”を描き、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた名匠オリヴァー・ヒルシュビーゲル。本作でも、昨年メルケル独首相が公式に讃えた男の、知られざる真実を明らかにする。
恋と音楽、そして自由を謳歌していた男の揺ぎない信念とは――?魂揺さぶる衝撃の感動実話。
【ストーリー】
1939年11月8日、ドイツのミュンヘンにあるビアホールで、毎年恒例のミュンヘン一揆記念演説を行っていたアドルフ・ヒトラーは、悪天候のためにいつもより早く切り上げた。その後、ホールに仕掛けられていた時限爆弾が爆発──ヒトラーが退席して13分後のことだった。
8人を死に至らしめた爆破装置は精密かつ確実、計画は緻密かつ大胆。その手口から、独秘密警察ゲシュタポはクーデターや英国諜報部の関与を疑ったが、逮捕されたのは、田舎に暮らす平凡な家具職人、ゲオルク・エルザーと名乗る36歳の男だった。あまりにも信じがたい現実――。大物の黒幕の存在を確信したヒトラーは、決行日までに彼が歩んできた人生のすべてを徹底的に調べるように命じる。
単独犯だというエルザーの主張は本当なのか?誰かをかばっているのか?
スパイである真偽は?所属する政党もなしにどんな動機があるというのか?
音楽やダンス、恋に興じ、家具職人として働く平凡な男から語られる真実とは――?
2015年/ ドイツ /114分/
原題:Elser
監督:オリバー・ヒルシュビーゲル
出演:クリスティアン・フリーデル/カタリーナ・シュトラー/ブルクハルト・クラウスナー/ヨハン・フォン・ビューロー/ダービット・ツィンマーシート 他
配給:ギャガ
上映場所 | ホールソレイユ(4F) |
上映期間 | 1/9(土)~1/29(金) |
1/16(土)~1/22(金) | ①12:20 ②19:00 |
1/23(土)~1/29(金) | ①17:50 |
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