『フレンチアルプスで起きたこと』【9/26~】

2015/07/14

全米絶賛!外国語映画賞最多15冠」、ハリウッドリメイク決定!
「2015年観るべき映画監督TOP10」選出(VARIETY誌)
第67回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞

陽光きらめくフレンチアルプスで、家族4人の楽しいバカンス…
のはずが、家庭崩壊の危機!?

2014年のカンヌ国際映画祭で絶賛され、アメリカで公開されるや、 批評家や映画ファンの間で一大センセーションを巻き起こした『フレンチアルプスで起きたこと』。「ウォール・ストリート・ジャーナ ル」「NYタイムズ」「LAタイムズ」等アメリカの有力紙がこぞって取り上げ、全米の映画批評家協会が選ぶ外国語映画賞でみごと最多の15冠を獲得。ついには『ブラック・スワン』『グランド・ブダペスト・ホテル』等を世に送り出したFOXサーチライト・ピクチャーズによるリメイクが決定。リューベン・オストルンド監督は、北欧スウェーデンから一気に世界の映画シーンの最注目人物へと駆け上がった!

2010年ベルリン国際映画祭短編部門金熊賞を受賞した『インシデント・バイ・ア・バンク』、2011年 東京国際映画祭最優秀監督賞を受賞した『プレイ』など、常識や偏見などが複雑にからみあう現代社会の人間行動を一貫して描き、鋭い洞察力とモダンな映像感覚で “北欧映画界のイノベーター(革新者)”と称されるリューベン・オストルンド監督。日本初上陸作となる『フレンチアルプスで起きたこと』は、彼の持ち味である優れた観察力による人間描写に加え、ウィットに富んだ会話や北欧ミステリーを想起させるスリリングな展開など、エンターテイメントな魅力が新たに加わったことで、観客からの幅広い共感を呼んだのだ。崩壊の危機におちいった家族が、問題に立ち向かい、新たな絆を結んでいく姿は、「現代を描く最高傑作」と絶賛された。

ストーリー

フランスの高級リゾートにスキー・バカンスにやってきたスウェーデン人一家。
スマートなビジネスマンのトマス、美しい妻エバ、愛らしい娘のヴェラと息子のハリー。普段仕事に忙しいトマスは、たまに取った休暇で高級リゾートを奮発し、ここぞとばかり家族サービスに精を出す。

バカンス2日目。たっぷりとスキーを楽しみ、陽が輝く絶景のテラスレストランで昼食をとっている最中、いきなり爆発音が鳴り響き、彼らの目の前の斜面で雪崩が発生する。それはスキー場の安全確保のため、人工的に起こした雪崩であった。トマスや他のスキー客たちは、ダイナミックな光景に面白がってカメラを向けるが、エバは何かがおかしいことに気づく。果たして、雪崩は予想外に勢いを増し、テラスめがけて向かってきた。

真っ白な雪の煙がだんだんと晴れていく。幸い大事には至らず、人々は再び笑いと活気を取り戻すが、雪崩の瞬間、トマスが見せた“期待はずれの行動”は、エバと子供たちを大いにガッカリさせ、家族の間の空気がぎくしゃくし始める。エバは雪崩が起きた時のトマスの行動を問いただすが、トマスはエバと異なる主張を繰り広げ、次第に夫婦仲にも暗雲が立ちこめてくる。今までの結婚生活に疑問を抱きはじめるエバ、反抗的な態度をみせる子供たち。そして「理想のパパ」の座を取り戻そうと必死にあがくトマス。

バカンスは5日間。残された時間の中で、バラバラになった家族の心は、再びひとつに戻る事ができるのか─?

french2014年/スウェーデン・デンマーク・フランス・ノルウェー合作 /118分/
原題:Turist
監督:リューベン・オストルンド
出演:ヨハネス・バー・クンケ/リサ・ロブン・コングスリ/クリストファー・ヒビュー/クララ・ベッテルグレン/ビンセント・ベッテルグレン
配給:マジックアワー    

上映場所 ホールソレイユ(4F)
上映期間 9/26(土)~10/9(金)
10/3(土)10/9(金) ①11:30 ②18:20

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