『トークバック 沈黙を破る女たち』【11/22~】

2014/11/21

女たちのアマチュア劇団― それは芸術か、セラピーか、革命か?

舞台はサンフランシスコ。主人公は、元受刑者とHIV/AIDS陽性者。
彼女たちは、自分たちの人生を芝居にした。
暴力にさらされ、“どん底”を生き抜いてきた女たちの現実とファンタジー。
彼女たちの舞台は芸術か、治療か、それとも革命か?
芝居を通して自分に向き合い、社会に挑戦する8人の女たちに光をあてた、群像ドキュメンタリー。

【ストーリー】
元受刑者とHIV/AIDS陽性者のコラボ
女だけのアマチュア劇団「メデア・プロジェクト:とらわれた女たちの劇場」は、サンフランシスコの刑務所で生まれた。20年に及ぶ塀の中での活動を経て、新たな活動を開始。それは、元受刑者とHIV/AIDS陽性者のコラボレーション。
メデアの芝居
メデアの女性たちに共通するのは、沈黙。幼少期から暴力の被害に遭い、自分を責めてきた。薬物に依存したり、罪を犯したりと自暴自棄に生きてきた。芝居づくりを通して、封印されてきた過去を語り、詩作し、踊り、歌い、演じる。そして、彼女たちは観客に問いかける。あなたはこの現実をどうみるの?
女たちの声
メデアの創始者・代表のローデッサ・ジョーンズは言う。「社会は罪を犯した女性を忌み嫌う。マスコミにとっては格好のネタで、世間も『悪女』として罰したがる。HIV陽性者への対応も同じ。」HIV陽性者のマルレネは言う。「薬より、セラピーより、メデアのほうが効果がありそうだった。」元受刑者のアンジーは言う。「どんなにサイテーな人生だったとしても、恥じることなんてない。顔をあげて、語るのよ!」
8年の長期取材
「lifersライファーズ 終身刑を超えて」から10年。
坂上香監督はこの映画の制作に8年を費やしてきた。“どん底”を味わった女たちが、芝居を通して新しい生き方を模索する姿に、監督自身が強く心を揺さぶられたから。そして、沈黙を強いられている人々に、どうしても伝えたかったから。
トークバック ポスター
2013年/日本/119分

監督:坂上香
出演:ローデッサ・ジョーンズ/他
配給:アウト・オブ・フレーム

上映場所 ソレイユ・2(地下)
上映期間 11/22(土)~12/5(金)予定
11/24(月)~11/28(金) ①12:00 ②19:40
11/29(土)~12/5(金) ①13:35

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