『南風』【9/27~】

2014/09/26

九份(キューフン) 淡水(タンシュエ) 日月潭(リーユエタン)。台湾の魅力的スポットを自転車でたどる。

サイクリング・ロードムービーは、一年後のしまなみ海道を終着点に。
 
この旅が、私たちの人生を変える。

風間藍子 26歳。恋人にふられたばかりの彼女は、ファッション誌の編集者として活躍していたが、希望ではない企画ページの担当に異動となり、取材のために台北にやって来た。藍子は自転車を借りるために立ち寄った店で、16歳の少女・トントンと出会う。
モデルになることを夢見ているトントンは、オーディション会場に行くために年齢を偽って、藍子のガイドとして自転車の旅に同行することになる。お互いに反発し、上手くかみ合わない藍子とトントン。旅の途中で、台湾人のユウや日本人サイクリストのゴウと出会い、最終目的地の日月譚(リーユエタン)に向けて、彼女達の人生を変える旅が始まる――。

メガホンを執ったのは、繊細な人物描写で定評のある『帰郷』『神童』『コドモのコドモ』の萩生田宏治監督。本作は実に6年ぶりの新作となる。主人公の藍子を演じるのは、『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『横道世之介』などで注目を浴び、今年も『ドライブイン蒲生』『ぼくたちの家族』と話題作への出演が続いている実力派女優・黒川芽以。そしてモデルを夢見る少女・トントンを演じるのは、台湾の若手女優として注目を集め、『トランスフォーマー/ロストエイジ』でハリウッドデビューを飾るテレサ・チー(『九月に降る風』)。ほかに、近年はドラマ出演も目立つ俳優の郭智博、台湾のテレビドラマで活躍している期待の若手俳優・コウ・ガなどが脇を固めている。

【南風とは】
『南風』は日本と台湾同時に始動した「マンガ化」でも「映画化」でもない、映画+マンガの日台同時連動企画。マンガ版の作者である森永あい氏(「山田太郎ものがたり」「キララの星」)は取材のために何度も台湾へ足を運びプロットを製作、映画版の脚本を練る中で、森永氏と監督で意見交換をしながら、主人公・藍子のキャラクターや撮影地などができあがっていった。マンガの作画の際には映画のスチルを実際に使用するなど、まさに『南風』映画版とマンガ版は同時進行で完成に至っている。マンガ版「南風〜自転車のタビコイ〜」は5月9日よりLaLaメロディonlineにて無料配信される。マンガ版と映画版で少しずつ、主人公たちが回る観光地や視点を変えて展開、併せて観る&読むことで楽しさが増すという新たな試みに注目だ。

南風ポスター
2014年/日本・台湾合作/93分

監督:萩生田宏治
出演:黒川芽以/テレサ・チー/コウ・ガ/他
配給:ビターズ・エンド

上映場所 ソレイユ・2(地下)
上映期間 9/27(土)~10/10(金)終了
9/27(土)~10/3(金) ①9:40  ②15:55
10/4(土)~10/10(金) ①13:55

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