あの煌めき、あの感動が、デジタル高画質でスクリーンに甦る!!
溌溂として自立した若いヒロインが、恋をしたり、葛藤したりしながらダンサーになる夢をひたむきに追いかける青春ダンス映画の金字塔『フラッシュダンス』が、《4Kデジタルリマスター版》でスクリーンに甦る!
ペンシルベニア州ピッツバーグ。18歳のアレックスは、昼は製鉄所の溶接工、夜はナイトクラブのダンサーとして働きながら、プロのダンサーになることを夢見て練習に励んでいる。しかし、いざ名門ダンス・カンパニーの入団オーディションを受けようとすると気おくれしてしまう。そんな中、製鉄所の社長ニックと恋に落ちるアレックス。ニックは彼女の夢を応援するが……。
オーディションで4000人以上の中から選ばれた主演のジェニファー・ビールスのフレッシュな魅力が全開。監督は、スタイリッシュな映像で知られ、その後もアカデミー賞®6部門ノミネート作『危険な情事』(87)などセンセーショナルな話題作を手がけているエイドリアン・ライン。製作は、本作以降、『トップガン』(86)などでヒットメーカーとなるジェリー・ブラッカイマーとドン・シンプソン。
音楽は、『ミッドナイト・エクスプレス』(78)でアカデミー賞®作曲賞を受賞したジョルジオ・モロダーが担当。彼が作曲し、『フェーム』(80)でスターになったアイリーン・キャラが歌う主題歌「フラッシュダンス~ホワット・ア・フィーリング」はアカデミー賞®歌曲賞を受賞。ほかにも、同賞に同時にノミネートされたマイケル・センベロの「マニアック」などスーパーヒット曲の数々にのせて繰り広げられるダンスシーンは、斬新かつダイナミックで圧巻。ハリウッド映画で初めてブレイクダンスを取り入れた作品ともなった。
音楽監修は、ポール・サイモン、ビリー・ジョエルら大物ミュージシャンの作品をプロデュースしたフィル・ラモーン。ドナ・サマーら人気アーティストが豪華に集ったサウンドトラック・アルバムはグラミー賞®に輝いた。 音楽が、ダンスへの情熱が、スクリーンから迸る!
STORY
ペンシルベニア州ピッツバーグ。昼は製鉄所の溶接工、夜はナイトクラブのダンサーとして働く18歳のアレックスことアレクサンドラ(ジェニファー・ビールス)は、元倉庫に愛犬グラントと住んで自活し、プロのダンサーになることを夢見ている。同じ店でウェイトレスをしている親友ジェニー(サニー・ジョンソン)はプロのフィギュアスケーターを、また彼女の恋人でコックのリッチー(カイル・T・ヘフナー)はスタンダップコメディアンを目指している。
正式のレッスンを受けたことのないアレックスにとって、唯一の師であり相談役でもあるのが元ダンサーのハナ(リリア・スカラ)だ。アレックスの才能を買っているハナは、名門ピッツバーグ・ダンス・アンド・レパートリー・カンパニーの団員に応募するよう勧めているが、アレックスにはその勇気がない。一度は願書を取りに行ったものの、バレエのレッスンを積んだ志願者たちを見て自信を失くしたのだった。
そんなアレックスだが、ナイトクラブでは見事なダンスで客たちを魅了している。製鉄所の社長ニック(マイケル・ヌーリー)もそのひとりだったが、彼が食事に誘うと、「ボスとは食事しない主義なの」ときっぱり断るアレックス。一方、ストリップクラブを経営するジョニー・C(リー・ヴィング)はアレックスを引き抜こうと狙っていたが、下品な振る舞いで彼女を怒らせ、逆に恥をかかされる。腹いせに待ち伏せしてアレックスに襲いかかるジョニー・C。そこに立ちはだかったのはニックだった。アレックスはようやくニックの誘いに乗り、ふたりは恋人同士になる。
ダンスに情熱を燃やすアレックスは、恋愛にも情熱的だった。ハナとバレエ公演を観に行ったアレックスは、女性同伴のニックを見かけ、嫉妬に駆られて彼の家の窓ガラスに石を投げつけて割る。だが、完全な誤解で、女性はニックの元妻ケティ(ベリンダ・バウアー)だった。仲直りしたアレックスとニックは高級レストランでデート。タキシード姿でニックを挑発するアレックスは一段と魅力的で、ケティに遭遇しても自信にあふれていた。その夜、昔は貧乏でジョニー・Cと盗みを働いたこともあると打ち明けるニック。上流階級のケティと結婚したが失敗だと悟り、本当にやりたいことをやることにしたのだという。そのためにはどうすればいいの? アレックスが訊くと、ニックの答えは「深呼吸してジャンプする」。
ニックに背中を押され、アレックスは再び入団願書を取りに行き、応募。果たしてアレックスはオーディションで独自のダンスを披露し、夢への一歩を踏み出すことができるのか―?
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