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『旅するローマ教皇』【12/22~】

2023/10/11

ヨーロッパ、中東、アフリカ、アメリカ、そして日本・・・。
2013年から9年間で37回、53か国をローマ教皇と共に旅をする。

ローマ教皇の旅 ― 2013年のイタリア、ランペドゥーサ島から始まり、2022年の新型コロナウイルスのパンデミック下のマルタの訪問までが本作で描かれる。難民問題、紛争に苦しむ中東やアフリカ、アメリカでは平和について語り、世界で唯一の被爆国である日本では黙とうを捧げる。森林火災、台風など自然災害を受けた土地を訪れ環境問題を語り、イスラム教や正教会の指導者と会見し融和を訴える。カトリック教会で起きた性的虐待については謝罪する・・・。

「旅とは知的で精神的な修行だ」と語る教皇は、世界各国へ足を運び、笑顔で手を振るだけでなく、市井の人々と触れ合い、握手をし、直接話を聞く。そして、夢見ることの大切さを伝える。垣間見える明るく飾らない人間性。様々な世界の問題に耳を傾け、言葉を投げかける教皇フランシスコ。本作を通して私たちは彼と共に旅をする。この教皇の旅は、現在の社会情勢を映し出し、私たちの心をゆさぶる。

愛に溢れるローマ教皇の知られざる真の姿に迫るドキュメンタリー。

2013年、ヴェネチア国際映画祭でドキュメンタリー作品として初の金獅子賞を受賞した『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』。2016年、続く『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』で、ベルリン国際映画祭で金獅子賞を受賞。ヴェネチアに続きベルリンでもドキュメンタリー作品で初の最高賞を受賞するという快挙を成し遂げ、さらにはアカデミー賞®長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた。『国境の夜想曲』では、2020年ヴェネチア国際映画祭にて3冠を受賞するなど、次々と傑作ドキュメンタリーを生み出してきたジャンフランコ・ロージ監督。圧倒的な映像美で世界を切り取ってきたロージが、次にテーマに選んだのは2013年の就任以来9年間で、53か国を訪問しているローマ教皇フランシスコ。常に旅を続け地球を1周している教皇に魅了されたロージは、約800時間分の膨大なアーカイブ映像と、カナダとマルタへの訪問に同行し新たに撮り下ろした映像を交え、1本の作品を創り上げた。拍手で迎えられ笑顔を向ける姿、人々を見つめる優しい眼差し、静かに物思いにふける真剣な表情や時に見せる困惑した表情、慈愛に満ちた熱い言葉――これまで語られることのなかったローマ教皇の真の姿に迫るドキュメンタリー。ローマ教皇として、そしてひとりの人間としての姿が刻まれている。

 

2022年/イタリア/83分
監督:ジャンフランコ・ロージ
原題:In viaggio
配給:ビターズ・エンド

上映場所 ソレイユ・2(地下)
上映期間 12/22(金)~12/28(木)
12/22(金)~12/28(木) ①9:15

 

 

 

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