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『クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンド 』【11/10~】

2023/10/04

1970年ビートルズ解散直後、
彼らは世界一のロックンロール・バンドになっていた。
ロイヤル・アルバート・ホールでの伝説のライヴ、
50年を経て世界初劇場公開!

この傑作ドキュメンタリーのハイライトは、クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル(CCR)が、1970年ビートルズ解散4日後の4月14日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行った伝説的なパフォーマンスすべてが収められていることだ。
レコード売り上げがビートルズに次ぐ2位の大ヒットメーカーでありながら短期間で解散してしまったバンド絶頂期におけるオリジナルメンバー唯一のフルライヴ映像で、これまで存在は知られながら完全な形で公開されることがなかった。それが今回、オリジナルの16ミリフィルムがロンドンの金庫で50年ぶりに発見され、終了後のスタンディング・オヴェーションが15分続いたというロック史上に残るライヴが4Kで完全に復元された。
前半は、バンドの日常の自然な姿を撮った映像やメンバー全員へのインタビュー、バンド初期のライヴ映像やウッドストックでの映像などを使い、北部カリフォルニアから飛び立って世界のトップ・バンドに飛躍した道のりも描かれている。
監督は、ビートルズやジミ・ヘンドリックスのドキュメンタリー(『ザ・ビートルズ・アンソロジー』『Jimi Hendrix Band of Gypsies』)でグラミー賞受賞のボブ・スミートン。ナレーションはアカデミー賞受賞俳優ジェフ・ブリッジス。イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでは2022年9月16日からNetflixで公開されたが、劇場での一般公開は日本が世界最初となる。

クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル(CCR)

アメリカのロックバンド。単純明快なロックンロールのベースに、ロカビリー、ブルース、R&B、カントリーから影響を受けた豊かな音楽性が特徴。サンフランシスコ近郊エル・セリート出身だが、サザン・ロックの先駆的存在であり、また泥臭いサウンドはスワンプ・ロックの代表ともいえる存在であった。4年という短い活動期間だが、シングル、アルバムともに多くの大ヒット作を残した。1993年にロックの殿堂入り。
1959年にジョン・フォガティ(Gt.Vo)、ステュ・クック(Ba)、ダグ・クリフォード(Dr) の3人が中学校時代に出会って結成されたザ・ブルー・ベルベッツを前身とする。後にジョンの兄トム・フォガティ(Gt) が加入。メンバー全員がカルフォルニア州出身。1967年サンフランシスコを拠点とするジャズ系ローカル・レーベルのファンタジー・レコーズと契約、バンド名をゴリウォッグスと変えてデビュー。翌68年にバンド名をクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルと改めた。
同年にデビュー曲として発表されたのがルイジアナのシンガーソングライター、デイル・ホーキンスのカバー「スージーQ」。以後71年までの3年間に、「プラウド・メアリー」「バッド・ムーン・ライジング」「グリーン・リヴァー」「トラヴェリン・バンド」「ルッキン・アウト・マイ・バック・ドア」など18曲が全米シングル・チャート入りを果たし10曲がトップ10入り。69年の『グリーン・リヴァー』と、その約1年後に発表された『コスモズ・ファクトリー』は、両方とも全米アルバム・チャートで1位を達成。この2枚の間に発表された『ウィリー・アンド・ザ・プアボーイズ』は3位という、爆発的な記録を打ち立てる。
世界のトップ・バンドになったCCRだったが、楽曲のほとんどを作曲し、サックスからピアノまで自分で演奏するジョンの才能に注目が集まりすぎたためにメンバー間の軋轢が生じ、71年1月にバンドのマネージャーも兼任していたトムが脱退。同年の「雨を見たかい」はビルボード8位となったが、72年10月にバンドは解散した。

 

2022年/アメリカ/86分
監督:ボブ・スミートン
原題:Travelin' Band: Creedence Clearwater Revival at the Royal Albert Hall
出演:ダグ・クリフォード/スチュ・クック/ジョン・フォガティ/トム・フォガティ/他
配給:オンリー・ハーツ

上映場所 ホールソレイユ(4F)
上映期間 11/10(金)~11/16(木)
11/10(金)~11/16(木) ①13:50 ②19:55

 

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