想像しろ、通話だけで少女を救え。
心に傷を負った有能な911オペレーターと、美少女ばかりを狙う残忍なシリアスキラーが、誘拐され車の監禁された少女を媒介に対峙するという、スリリングかつ独創的な設定を導入した秀逸なハードコア。スリラーが誕生した。
知られざる911緊急通報指令室の内側を舞台に、そこで働くオペレーターたちのリアルな姿を初めて映し出した記念碑的長編映画である本作は、犯人の動機が明らかになる戦慄のクライマックスから衝撃のエンディングまで二転三転する、クレバーかつ予測不可能なツイストが効いたクライム・スリラーのネクストレベルといえよう。この骨太かつソリッドな大作は全米で初登場2位の大ヒットを記録、早速続編製作の企画開発が進められている。
監督は、『マシニスト』(04)や『リセット』(10)など、堅実かつタイトな演出で知られるブラッド・アンダーソン。主演は『チョコレート』でオスカーに輝いたハル・ベリー、彼女に助けを求める少女を『リトル・ミス・サンシャイン』などのアビゲイル・ブレスリンが熱演。
【ストーリー】
L.Aの「911(日本の110番)緊急通報センター」に勤めるベテラン・オペレーター、ジョーダン。常に冷静沈着な彼女は、ある日、不法侵入者に脅える少女からの通報に対応するが、一瞬の判断ミスが原因で少女の命は殺人鬼に奪われてしまう。自責の念に駆られ立ち直れないジョーダンは、一線を退く決断を下す。
半年後、研修生たちを連れて911緊急通報センターの内部を案内していたジョーダンは偶然、何者かに誘拐され車のトランクに監禁された少女ケイシーからの電話を耳にする。その犯人があの時の殺人鬼だと確信したジョーダンは、ケイシーの命を救い、憎き犯人を追いつめるべく、自身の葛藤を抱えながら、助けに乗り出す。
監督:ブラッド・アンダーソン
出演:ハル・ベリー/アビゲイル・ブレスリン/モリス・チェスナット/他
配給:東京テアトル
上映場所 | ホール・ソレイユ(4F) |
上映期間 | 1/25(土)~2/7(金)終了 |
1/25(土)~1/31(金) | ①12:10 ②18:40 |
2/1(土)~2/7(金) | ①16:10 ②20:10(レイト) |