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『犬部!』【10/15~】

2021/08/25

獣医学部に実在したサークル「犬部」を元に描いた、
青春“犬ラブ”ムービー!

行き場のない犬や猫のために、人生をかけた若者たちがいた――。
捨て犬や捨て猫を救うために、現役の獣医科大学生が立ち上げた実在したサークル「犬部」を、ご存じだろうか?
SNSが今ほど発達していなかった時代、青森県十和田市で行き場を失った犬と猫を自ら保護し、草の根運動で里親募集や譲渡会を行っていた「犬部」のメンバー。当時、彼らが所属していた獣医科大学では、動物の生体を使った実習が、手術の授業の一環として組み込まれていた。つまり、獣医師になるためには、動物を安楽死させる=外科実習が避けては通れない道だったのだ。そんな環境下で「1匹も殺したくない」「生きているものは全部助ける」と現状に異を唱える一人の学生がいた。彼が中心となって発足した「犬部」は、当時異端中の異端の存在だった。
そんな「犬部」の活動は、2010年に発行されたノンフィクション「北里大学獣医学部 犬部!」で紹介され、その後「犬部!ボクらのしっぽ戦記」、「ツヅキくんと犬部のこと」としてコミカライズされるなど、様々なメディアミックスが行われた。
そして、2021年には、満を持して実写映画化が決定!『犬部!』として、劇場公開を迎える。超が付くほどの動物好きで、「殺処分ゼロを目指す!」という目的のため、どんな状況でも諦めずに奮闘する熱血主人公・花井颯太を演じるのは、NHK連続テレビ小説「スカーレット」や映画『私をくいとめて』など、話題作に多数出演してきた人気俳優・林遣都。その相棒で心優しい同級生・柴崎涼介に扮するのは、NHK連続テレビ小説「なつぞら」や映画『虹色デイズ』、『砕け散るところを見せてあげる』などに出演し、人気急上昇中の中川大志。さらに、映画『あの日のオルガン』、NHK連続テレビ小説「なつぞら」他、ミュージシャン/俳優として活躍する大原櫻子、ドラマ「あなたの番です」、映画『劇場』、『滑走路』の浅香航大といった面々が、愛する動物のためにひた走る若者たちになりきった。
彼らを引っ張るのは、映画『花戦さ』や『影踏み』など、人の心の機微を繊細かつ堅実に描いてきた実力派監督・篠原哲雄。さらに、動物保護をテーマとしたドキュメンタリーの名手、山田あかねが脚本を手掛け、保護犬・保護猫をめぐるリアルな問題や課題を、丁寧に物語に織り込んでいった。それでいて、大学生たちの「過去」と、それぞれが信じる道に進んだ「現在」を行き来する凝った構成を作り上げ、「次はどうなるんだろう?」と続きが気になる青春ドラマとしての面白さも、きっちりと担保している。
そして、動物たちの名演も重要なキー。数々の映画・ドラマ・テレビ番組に協力する「ZOO動物プロ」が全面バックアップ、犬たちとキャストの愛ある触れ合いがたっぷりと収められている。なお、実際に保護犬出身の犬たちも、役者として出演しているそうだ。
すべての生き物が幸せになるために、活動し続ける――。いまも続く動物保護というテーマと真摯に向き合い、命の大切さ、動物たちの未来を守ろうとする人々の気高さを美しく描ききった『犬部!』。そのひたむきさに感動と勇気をもらえるとともに、人間と動物の心温まるドラマに、心を奪われることだろう。

生きているものはみんな助ける、犬も猫も。
それが「犬部!」

青森県十和田市に、一人の変わり者がいた。花井颯太 22歳、獣医学部の大学生。子どもの頃から大の犬好きで、一人暮らしのアパートには保護動物がぎっしり。周りからは変人扱いされても、目の前の命を救いたいという一途な想いで保護活動を続けていた。ある日颯太は、心を閉ざした一匹の実験犬を救ったことから、ひとつでも多くの命を救うため、動物保護活動をサークルにすることを思いつき「犬部」を設立。颯太と同じく犬好きの同級生・柴崎涼介らが仲間となり動物まみれの青春を駆け抜け、それぞれの夢に向かって羽ばたいていった。颯太はひとつでも多くの命を救うため動物病院へ、そして柴崎は動物の不幸な処分を減らすため動物愛護センターへ---。
「犬部」から16年後。獣医師となっても一途に保護活動を続けていた颯太が逮捕されたという報道をうけて、開業医として、研究者として、動物愛護センター所長として、それぞれの想いで16年間動物と向き合ってきたメンバーたちが再集結するが、そこに柴崎だけがいなかった……。

 

2021年/日本/114分
監督:篠原哲雄
出演:林遣都/中川大志/大原櫻子/浅香航大/他
配給:KADOKAWA

上映場所 ソレイユ・2(地下)
上映期間 10/15(金)~10/28(木)
10/15(金)~10/21(木) ①10:00  ②16:45
10/22(金)~10/28(木) ①12:05

 

 

 

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