『鑑定士と顔のない依頼人』【3/1~4/4】

2014/03/01

『ニュー・シネマ・パラダイス』『海の上のピアニスト』の
トルナトーレ×モリコーネの黄金タッグが仕掛ける、極上のミステリー!

イタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督と、『ニュー・シネマ・パラダイス』以来、彼とずっとタッグを組んできた音楽のエンニオ・モリコーネ。
世界中から称賛を浴び続け、確固たる地位と名誉を築いた57歳と85歳が再び手を取り合って、軽やかに大胆に新たなる時代の扉を開ける、最新作が完成した。
シチリアを主な舞台に、観る者を感動の涙で包んできた二人が、圧倒的なストーリーテリングと、それを引き立てる哀切に満ちた音楽を披露するために選んだ、次なるステージ──それは、退屈な日常から遠く離れて、豪華で知的で刺激的な、謎解きのひと時を堪能させてくれる、極上のミステリー。イタリアの人々は、意表を突くこの挑戦の素晴らしいパフォーマンスに魅了され、あふれんばかりの拍手喝采を贈った。
なんと『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』『ホビット 思いがけない冒険』を抑え、初登場第1位の大ヒットを記録、さらにイタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で、作品賞、監督賞、音楽賞を始めとする、6部門に輝いたのだ。
イタリアから始まり、ヨーロッパ全土へと広がった熱狂が、ついに日本にやってくる。

国際色豊かな演技派キャストで奏でる
ミステリーのその先に隠された、美しくも切ない人生の物語

ヴァージルを演じるのは、『シャイン』でアカデミー賞に輝き、『英国王のスピーチ』でも同賞にノミネートされたジェフリー・ラッシュ。
美術品の真贋を瞬時に察知する才能と、鮮やかなオークショニアリングの手腕によって、美術業界ではカリスマ的存在でありながら、私生活では人間嫌いで、芸術品しか愛することが出来ない。そんな心のない男が一転、謎の依頼人に翻弄され惹かれていく姿を、哀愁を込めて見事に演じ切った。
屋敷の隠し部屋から出ようとしない、秘密を抱えた依頼人には、ヨーロッパの映画やTVシリーズで人気を誇るシルヴィア・ホークス。透き通るような白い肌と神秘的な眼差しが、ミステリーに官能を添える。その他、どんなものでも復元できる特殊技能を持つが、女性にはだらしのない男に、『クラウド・アトラス』で注目されたジム・スタージェス。
ヴァージルとパートナーを組んで、オークションに罠を仕掛ける画家に、『ハンガー・ゲーム』のベテラン俳優ドナルド・サザーランド。国際色豊かな演技派たちが、何層にも重なる謎に、真実味を与える演技を披露する。スタッフには、撮影、美術、衣装、編集とトルナトーレが信頼をおく顔ぶれが集まり、ため息の出るような骨董品や名画の数々を存分に見せてくれる。
鮮やかに騙されて楽しいのが、極上のミステリー。だが、この物語には、まだその先がある。美しくも切ない人生のミステリーが──。

【ストーリー】
物語の始まりは、ある鑑定依頼。引き受けたのは、天才的鑑定眼をもち、世界中の美術品を仕切る一流鑑定士にして、オークショニアのヴァージル・オールドマン。
それは、資産家の両親が亡くなり、屋敷に遺された絵画や家具を査定してほしいという若い女性からの、ごくありふれた依頼のはずだった。
ところが──依頼人は嘘の口実を重ねて決して姿を現さない。ヴァージルは不信感を抱くも、屋敷の床にもしそれが本物なら歴史的発見となる、ある美術品の“一部”を見つけ、手を引けなくなる。
やがて、彼女が屋敷の隠し部屋で暮らしていることを突き止めたヴァージル。
消して部屋から出てこない彼女と壁ごしのやり取りを重ね、我慢できずに姿を覗き見たヴァージルは、美しいその姿にどうしようもなく惹かれていく。ところが、ある日、彼女が忽然と姿を消す─。

果たして奇妙な鑑定依頼の本当の目的とは?ヴァージルの鑑定眼は本物か、節穴か?
謎はまだ、入口に過ぎなかった──。
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2013年/イタリア/131分/PG12

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:ジェフリー・ラッシ/ジム・スタージェス/シルビア・ホークス/他
配給:ギャガ

上映場所 ホール・ソレイユ(4F)
上映期間 3/1(土)~4/4(金)終了
3/22(土)~3/28(金) ①14:40
3/29(土)~4/4(金) ①13:20
2回目以降1000円!!リピーター割引キャンペーン実施中!!
※前回ご鑑賞時の半券を窓口にご提示ください。(当劇場の半券)

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