『わたしはロランス』【12/14~12/27】

2013/12/14

愛がすべてを 変えてくれたら いいのに

圧倒的なビジュアルセンスとストーリーテリングで注目を集める監督、グザヴィエ・ドラン。弱冠24歳にして、これまでに制作した3作品が全てカンヌ国際映画祭に出品され、その非凡な才能に世界が驚愕。ドランの才能に惚れ込み、6月の全米公開のプロデューサーを務めるガス・ヴァン・サントは、「グザヴィエの作品の大ファンとして、彼の全米公開の最初の作品『わたしはロランス』に加わることできて光栄です。彼が現在もっとも有望なフィルムメーカーのひとりであることを証明する、素晴らしい映画です」とコメントしている。

ロランス役を『ぼくを葬る』(フランソワ・オゾン監督)『ブロークン・イングリッシュ』(ゾーイ・カサヴェテス監督)のメルヴィル・プポー、ロランスの母役を『アメリカの夜』(フランソワ・トリュフォー監督)『勝手に逃げろ/人生』(ジャン=リュック・ゴダール監督)のナタリー・バイ、ロランスの恋人フレッドを、ドラン監督の処女作『マイ・マザー/青春の傷口』にも出演したスザンヌ・クレマンが演じ、2012年カンヌ国際映画祭ある視点部門で最優秀女優賞を受賞した。

【ストーリー】
モントリオール在住の小説家で、国語教師のロランスは、美しく情熱的な女性フレッドと恋をしていた。
30歳の誕生日、ロランスはフレッドにある秘密を打ち明ける。「僕は女になりたい。この体は間違えて生まれてきてしまったんだ」。
それを聞いたフレッドはロランスを激しく非難する。2人がこれまでに築いてきたもの、フレッドが愛したものが否定されたように思えたのだ。
しかし、ロランスを失うことを恐れたフレッドは、ロランスの最大の理解者、支持者として、一緒に生きていくことを決意する。
メイクを教え、女性の服装で生活すべきだと促すも、モントリオールの田舎町で生活するのは困難がつきまとう。
あらゆる反対を押し切り、自分たちの迷いさえもふり切って、周囲の偏見や社会の拒否反応の中で、
ふたりはお互いにとっての"スペシャル"であり続けることができるのか…?

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2012年/カナダ・フランス合作/168分

監督:グザヴィエ・ドラン
出演:メルビル・プポー/スザンヌ・クレマン/ナタリー・バイ/他
配給:アップリンク

上映場所 ソレイユ・2(地下)
上映期間 12/14(土)~12/27(金)終了
12/14(土)~12/20(金) ①9:40 ②17:20
12/21(土)~12/27(金) ①14:10

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