カフェを舞台に緻密に練られたストーリーによる
ワンシチュエーションドラマ
前作『おとなの事情』(16)がイタリアの年間興行成績2位を記録し、一躍有名監督の仲間入りを果たしたパオロ・ジェノヴェーゼ監督最新作。カフェ「ザ・プレイス」に昼も夜も座っている男の元には、人生に迷ったものたちがひっきりなしに訪ねてくる。彼らが自らの願いや欲望を叶えるためには、男が告げる行為を行わなくてはならない。息子を癌の病から救うために見ず知らずの少女の殺害を命じられる修道女、アルツハイマーの夫を救うために爆弾を仕掛けることを命じられる老婦人etc・・・。9人の相談者それぞれに無理難題が与えられる。全ての願望には他人の運命という代償が必要だった。次第に交差してゆく相談者たちの運命、その先に待ち受けるものとは。
アメリカの大ヒットドラマ『The Booth~欲望を喰う男』を
イタリアの豪華アンサンブルキャストでリメイク!
「人は願望が叶うとわかったらどこまでできるのだろうか?」そのテーマに魅了されたジェノヴェーゼ監督は、アメリカの大ヒットドラマ『The Booth ~欲望を喰う男』(11)を原作として、キャストには、ヴァレリオ・マスタンドレア『おとなの事情』(16)、マルコ・ジャリーニ『神様の思し召し』(15)、アルバ・ロルヴァケル『夏をゆく人々』(14)などイタリア映画界を代表する豪華アンサンブルキャストが実現し、2018年イタリア・アカデミー賞7部門ノミネートや、第12回ローマ国際映画祭クロージング作品に選出された。