『武曲 MUKOKU』【8/19~】

2017/06/20

実力派の精鋭キャストで描く
美しき男たちが背負った数奇な宿命
激しく熱く燃えさかる闘いの物語

 

ラブストーリーからアクション、衝撃作からコメディまで幅広い役柄を演じ続け、『そこのみにて光輝く』で数々の栄えある賞を受賞し、キャリアの第一期の頂点に立った綾野剛。そして今、第二の黄金期の幕開けにふさわしい主演作が完成した。共演は、第90回キネマ旬報ベスト・テンなどの最優秀新人男優賞を受賞、期待値が急上昇中の新鋭・村上虹郎。その他、前田敦子、風吹ジュン、小林薫、柄本明と比類なき個性を発揮する実力派俳優たちが顔を揃えた。
監督は『私の男』で第36回モスクワ国際映画祭最優秀作品賞に輝き、今や世界中から注目される監督の一人となった熊切和嘉。原作は芥川賞作家の藤沢周、脚本は『そこのみにて光輝く』で第88回キネマ旬報ベスト・テン脚本賞を受賞した高田亮、撮影は『海炭市叙景』の近藤龍人。音楽は『味園ユニバース』の池永正二、彼が率いる「あらかじめ決められた恋人たちへ」が、主題歌も手掛けた。

ひときわ異彩を放つ才能たちが集まり作り上げた、クライマックス6分間にわたる、台風の決闘シーンは圧巻。豪雨の中、泥まみれになりながら、竹刀1本でリアルにぶった斬り合う迫力のアクションシーンは、間違いなく綾野剛と村上虹郎の名を、日本映画史に刻むだろう。

人気・実力を兼ね備えた日本を代表するキャスト・スタッフによって、激しく熱く燃えさかる闘いをスクリーンに焼きつけた、かつてない渾身の一作がここに誕生した。

【ストーリー】

「殺す気で突いてみろ!」矢田部研吾は、まだ小学生だった自分に、日本刀を突き付けて剣を教えるような警察官の父・将造に育てられた。おかげで剣の道で一目置かれる存在となったが、父とのある一件から、進むべき道を見失い、剣も棄ててしまった。

そんな中、研吾のもう一人の師匠である光邑みつむら師範が、研吾を立ち直らせようと、一人の少年を研吾のもとへと送り込む。彼の名は羽田融はだとおる、ラップのリリック作りに夢中で、どこから見ても今どきの高校生だが、台風の洪水で死にかけたというトラウマを抱えていた。そんな彼こそ、本人も知らない恐るべき剣の才能の持ち主だった。
研吾と融、共通点はなかった。互いに死を覗きながら闘うこと以外は──そして、その唯一の断ち斬り難い絆が、二人を台風の夜の決闘へと導いていく──。

 

2017年/ 日本 /125分/
監督:熊切和嘉
出演:綾野剛/村上虹郎/前田敦子/片岡礼子/神野三鈴 他
配給:キノフィルムズ

上映場所 ソレイユ2(地下)
上映期間 8/19(土)~9/1(金)
8/19(土)~8/25(金) ①12:25 ②19:30
8/26(土)~9/1(金) ①12:15 ②16:50

[margin_5t](C)2017「武曲 MUKOKU」製作委員会

© 2024 ソレイユ