『ラヴレース』【5/17~6/6】

2014/05/17

私をスターにした、最悪で華麗な17日間

アメリカのポルノ映画史上、最もヒットした作品『ディープ・スロート』が公開されたのは1972年のこと――。NYタイムズ紙が“ポルノ・シック=おしゃれポルノ・ブーム)”と報道するほど女性たちも映画館へ殺到し、社会現象となった。有名人やケネディ大統領夫人はじめ、セレブたちもこぞってこの映画を鑑賞し空前の世界的ブームに!累計興行収入は6億ドル(『タイタニック』に匹敵)を超えている、という説もあるほどだ。そんな伝説の映画の主演女優リンダ・ラヴレースは、“70年代アメリカのシンボル”と呼ばれ、巨額の富と華麗なるスターダムを手にしたと誰もが信じていた。しかし、『ディープ・スロート』制作の裏側には“驚愕の真相”があった・・・。フロリダの小さな町で厳格な家庭に育ったラヴレースがなぜポルノ女優となり、その後、女性運動活動家になったのか。華やかな音楽やファッションでPOPに彩られた“70年代アメリカ”を背景に描かれるリンダ・ラヴレースの光と影。愛と自由を求めた、彼女の波乱万丈な人生は、時代を超え今なお強く心に突き刺さる。

センセーショナルなリンダ役には「ピープル」紙が選ぶ“最もビューティフルな女性”ランキングでも毎年上位に選ばれ、『マンマ・ミーア!』『ジュリエットからの手紙』など清純なイメージが強いアマンダ・セイフライド。彼女自らの殻を破り挑んだ本格演技は必見!ラヴレースの暴力的な夫チャックを圧倒的な存在感で演じるのは実力派俳優ピーター・サースガード。ラヴレースの人生に大きな影響を与える信仰心の深い頑固な母親ドロシーには、シャロン・ストーン。そして、「プレイボーイ」誌の名物編集長ヒュー・へフナーを演じたジェームス・フランコ、女性ジャーナリスト役のクロエ・セヴィニーら豪華キャストが顔をそろえる。遂にこの春最高の話題作が日本に上陸する!

【ストーリー】
1970年―― 21才のリンダ・ボアマン(アマンダ・セイフライド)は、フロリダの小さな町で、厳格なカトリック教徒の両親(ロバート・パトリック&シャロン・ストーン)と暮らしていた。ある夜、リンダは女友達と遊びに行った帰りに、地元でバーの経営をしているチャック・トレイナー(ピーター・サースガード)と知り合う。厳しい両親との生活にうんざりしていたリンダは、チャックの優しい言葉に惹かれ、彼とつきあい、すぐに結婚する。性的にうぶだったリンダに対して、チャックは、セックスの快楽を一から教え込んでいった。
その半年後―― チャックのダークで陰湿な一面が、しだいに明らかになってきた。妻のリンダをポルノ映画へ出演させるという、とんでもないアイディアを思いつく。

たった7日間で撮影されたリンダの主演映画『ディープ・スロート』(タイトルはリンダがチャックから伝授された「秘技」を指して付けられた)は、1972年に全米公開され、記録的な大ヒット作となった。「リンダ・ラヴレース」というポルノ女優としての芸名を授かった彼女は、一躍スーパースターに――パーティ会場でも「プレイボーイ」編集長のヒュー・ヘフナー(ジェームズ・フランコ)やサミー・デイヴィス・Jr.といった有名人から賞賛されるほどの人気者となり、70年代の解放的な「セックス革命のシンボル」として祭り上げられていく。
しかし、その6年後―― ニューヨークで新生活を始めたリンダは、自伝本を書くために、出版社を訪れる。これから書こうとする内容の真偽を証明するため、彼女はポリグラフ(ウソ発見器)のテストを受ける。そこで語られるのは、長年メディアによって捏造されてきた「リンダ・ラヴレース伝説」の裏で起こっていた「衝撃の真実」だった…

ラヴレースポスター
2013年/アメリカ/93分/R18+

監督:ロバート・エプスタイン/ジェフリー・フリードマン
出演:アマンダ・セイフライド/ピーター・サースガード/シャロン・ストーン/他
配給:日活

上映場所 ホール・ソレイユ(4F)
上映期間 5/17(土)~6/6(金)終了
5/24(土)~5/30(金) ①11:55 ②18:25
5/31(土)~6/6(金) ①16:15

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