Featured Video Play Icon

『シェイクスピアの庭』【6/19~】

2020/05/20

ケネス・ブラナー悲願のプロジェクト
不朽の名作を生み出した文豪シェイクスピアの晩年をついに映画化

没後400年以上を経て、今もなお愛され続ける幾多の名作を世に送り出した英国の偉大な劇作家・詩人ウィリアム・シェイクスピア。彼の戯曲は現在でも世界各国で上演され、作品や功績は広く知られているが、その生涯はベールに包まれている。芸術家として輝かしい栄光と遺産を築き上げたシェイクスピアは一体どんな人生を送ったのか?彼がロンドンを去り、故郷で過ごした人生最期の日々がついに映画化された。監督・シェイクスピア役には、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身で10代の頃からシェイクスピアに魅入られてきたケネス・ブラナー。自身が主催するケネス・ブラナー・シアター・カンパニーの第1弾作品として選び、演出・出演をした『冬物語』で幼い息子を失ったリオンティーズを演じたブラナーは、先ず、シェイクスピアと彼の夭逝した愛息ハムネットとの関係をリサーチしたという。49歳という若さで執筆活動を引退したシェイクスピア。「何故、こんなに才能に溢れた男が早くに引退したのだろう?」というブラナーの抱いた疑問から本作は生まれた。シェイクスピア劇にその人生をかけ、シェイクスピアを愛して止まないケネス・ブラナーが満を持して立ち上げた集大成ともいえる悲願のプロジェクトがここに完成した。

ジュディ・デンチ、イアン・マッケラン
英国を代表する名優と最高峰のスタッフが集結

本作で、シェイクスピアの妻アンを『恋に落ちたシェイクスピア』で米アカデミー賞®助演女優賞に輝き、2016年ローレンス・オリヴィエ賞で史上最多8度目の受賞を果たした大女優ジュディ・デンチが演じ、映画・演劇・TVドラマなどでゴールデングローブ賞やトニー賞など60以上の受賞歴をもつ名優イアン・マッケランがシェイクスピアの『ソネット集』の“美青年”のモデルであるサウサンプトン伯爵に扮している。デイムとサーの称号を持つ英国演劇界のレジェンド二人が圧倒的存在感で脇を固める他、ブラナー演出の舞台『ハムレット』のオフィーリア役などで頭角を示した新進のキャスリン・ワイルダーが次女ジュディス役を複雑かつ繊細に表現し鮮烈な印象を放っている。脚本を担当したのは、ブラナー監督・脚本・主演の映画『から騒ぎ』でヴァージスを演じたベン・エルトン。ベストセラー作家でもありコメディアンの顔も持つ多才な彼は、シェイクスピア没後400年を記念し製作・放映されたBBC2の異色シットコム「アップスタート・クロウ」でも脚本を担当し、シェイクスピアの家族の物語をコメディに昇華して話題となった。衣装デザインは『ある公爵夫人の生涯』で米アカデミー賞®を獲得したマイケル・オコナー。音楽は、映画『ハムレット』『いつか晴れた日に』で米アカデミー賞®にノミネートされたパトリック・ドイル。名だたる才能が集結し、知られざる〈人間シェイクスピア〉を描く初めての映画が誕生した。

 

2018年/イギリス/101分
監督:ケネス・ブラナー
原題:All Is True
出演:ケネス・ブラナー/ジュディ・デンチ/イアン・マッケラン/キャスリン・ワイルダー/他
配給:ハーク

上映場所 ソレイユ・2(地下)
上映期間 6/19(金)~7/2(木)
6/19(金)~6/25(木) ①10:00  ②15:30
6/26(金)~7/2(木) ①12:05  ②17:50

 

(C)2018 TKBC Limited. All Rights Reserved.

© 2024 ソレイユ