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『娘は戦場で生まれた』【4/17~】

2020/03/01

マイケル・ムーア、ケイト・ブランシェットら映画人が絶賛、
戦争と人間を赤裸々に映しだす、緊迫のドキュメンタリー!

各国の映画人を衝撃と感動の渦に巻き込み、数々の映画賞を受賞。批評サイト・ロッテントマトにて批評家99%、観客97%(2019年12月12日付)と双方より高評価を獲得している傑作ドキュメンタリー映画がいよいよ公開となる。いまだ解決をみない未曽有の戦地シリア。本作は、2012年から都市アレッポ陥落となる2016年までが、若き母親ワアドの目を通して綴られていく。街で最後の一つとなった病院を運営する夫とともに戦場に残り、真実を映像に残すことを心に決めたワアドは、無差別な空爆で無残にも失われていく命、そして祖国を愛する人々の悲しみをひるむことなくカメラにおさめる。死と隣り合わせの中で彼女がとらえた貴重な映像は、戦争と女性、家族の有り様を現代的に、人間の根源的な愛情をもってつぶさに見つめ世界中を驚愕させた。

死者数十万人。
泥沼化する戦地シリアで、いま何が起こっているのか――?

ジャーナリストに憧れる学生ワアドは、デモ運動への参加をきっかけにスマホでの撮影を始める。しかし、平和を願う彼女の想いとは裏腹に、内戦は激化の一途を辿り、独裁政権により美しかった都市は破壊されていく。そんな中、ワアドは医師を目指す若者ハムザと出会う。彼は仲間たちと廃墟の中に病院を設け、日々繰り返される空爆の犠牲者の治療にあたっていたが、多くは血まみれの床の上で命を落としていく。非情な世界の中で、二人は夫婦となり、彼らの間に新しい命が誕生する。彼女は自由と平和への願いを込めて、アラビア語で“空”を意味する“サマ”と名付けられた。幸せもつかの間、政府側の攻撃は激しさを増していき、ハムザの病院は街で最後の医療機関となる。明日をも知れぬ身で母となったワアドは家族や愛すべき人々の生きた証を映像として残すことを心に誓うのだった。すべては娘のために――。

 

2019年/ イギリス・シリア合作 / 100分
監督:ワアド・アルカティーブ /エドワード・ワッツ
原題:For Sama
出演:ワアド・アルカティーブ/サマ・アルカティーブ/ ハムザ・アルカティーブ/他
配給:トランスフォーマー 

 

 

 

上映場所 ホールソレイユ(4F)
上映期間 4/17(金)~4/23(木)
4/17(金)~4/23(木) ①9:40
4/24(金)~4/30(木) ①9:40

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