『MUD マッド』【4/5～4/25】

あの夏、ぼくらは逃亡犯と友達になった―。

舞台はアメリカ南部、ミシシッピ川中洲にある小さな島。14歳の少年ふたりが、島に潜伏する奇妙な男に出会い、惹かれていく。本作は瑞々しい青春とサスペンスが混じった“現代版『スタンド・バイ・ミー』”とも言われ、家族との在り方を見つめ直すきっかけをくれる、思春期の少年たちの成長物語となっている。誰の心にも響く、静かなラストが温かい余韻を残す良作である。

監督は『テイク・シェルター』(11)で数々の賞を受賞し、世界中にその才能を知らしめた若き精鋭、ジェフ・ニコルズ。主演はマシュー・マコノヒー、2013年には『ペーパーボーイ 真夏の引力』『マジック・マイク』など、立て続けに出演作の日本公開が相次ぎ、加えて近作『ダラス・バイヤーズ・クラブ』のHIV感染者を演じた体当たり演技が“アカデミー賞最有力”とも言われる程の、今最も脂が乗っているハリウッドスターである。また『ツリー・オブ・ライフ』で名匠テレンス・マリックに見出された金髪碧眼の美少年、タイ・シェリダンや、若き日のリバー・フェニックスを彷彿とさせる新人のジェイコブ・ロフランド他、劇作家としても著名なサム・シェパード、ジェフ・ニコルズ監督作品に欠かせない個性派マイケル・シャノン、ヒロインには『ウォーク・ザ・ライン／君につづく道』でオスカーを受賞した、リース・ウィザースプーンが物語の軸を担う役柄で出演している。

【ストーリー】
アメリカ南部、ミシシッピ川中洲にある小さな島が舞台。14歳の少年エリスとネックボーンは、その島に潜伏する奇妙な男マッドに出会う。マッドは2人に嘘か本当か、テキサスで殺人を犯し賞金稼ぎに追われているが、町で自分を待つ恋人ジュニパーに会うため助けを借りたいを話す。興味をもった少年たちは、マッドに協力することを決めるが…。

2013年／アメリカ／130分／PG12

監督：ジェフ・ニコルズ
出演：マシュー・マコノヒー／タイ・シェリダン／ジェイコブ・ロフランド／他
配給：東京テアトル

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