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『愛にイナズマ』【3/29~】

2024/01/31

超豪華キャストが繰り出す、笑いと感涙の痛快エンタテイメント!
物語の結末に…想像を超えた“感動”が待っている---。

『舟を編む』をはじめ、発表する作品がいずれも国内外で高く評価されてきた石井裕也が、監督史上最もポップ&ハッピーなタッチで描く『愛にイナズマ』は、今の社会を予見したかのような“アフターコロナ”の“現代”が舞台。社会の理不尽さに打ちのめされた恋人同士の花子と正夫が、10年ぶりに再会したどうしようもない家族の力を借りて反撃の狼煙を上げる、愛と希望とユーモアに満ちた痛快なストーリー。しかし、そんなどうしようもない家族が抱える“ある秘密”が明らかになった時、物語は思いもよらぬ方向へと進んで行く…。

膨大なセリフ量と喜劇要素を随所に散らしながら、“今描くべき物語”として圧倒的熱量で練り上げられた石井監督オリジナル脚本は、製作陣はもちろん多くの役者陣の心を突き動かし、高い人気と確かな実力を伴った演技巧者たちが奇跡的に勢ぞろい。日本映画界を牽引する俳優陣のハイレベルな演技合戦は必見だ。

ユーモア溢れる痛快な反撃の物語は、いつしか大きな愛の物語となって、観客をとめどなく溢れる涙で満たしていく---。タイトル『愛にイナズマ』の真意が明かされるラストは、まさに雷にうたれたような衝撃と、とめどない感涙をもたらすだろう。

STORY

26歳の折村花子は気合に満ちていた。幼い頃からの夢だった映画監督デビューが、目前に控えていたからだ。だが物事はそううまくはいかない。滞納した家賃は限界で、強制退去寸前。花子の若い感性をあからさまにバカにし、業界の常識を押し付けてくる助監督からは露骨なセクハラを受け怒り心頭だ。そんな時ふと立ち寄ったバーで、空気は読めないがやたら魅力的な舘正夫と運命的な出会いを果たし、ようやく人生が輝きだした矢先……。卑劣で無責任なプロデューサーに騙され、花子は全てを失ってしまう。ギャラももらえず、大切な企画も奪われた。失意のどん底に突き落とされた花子を励ますように、正夫は問う。

「花子さんは、どうするんですか?映画諦めるんですか?」
「舐められたままで終われるか!負けませんよ、私は」

イナズマが轟く中、反撃を決意した花子が頼ったのは、10年以上音信不通の家族だった。妻に愛想を尽かされた父・治、口だけがうまい長男・誠一、真面目ゆえにストレスを溜め込む次男・雄二。そんなダメダメな家族が抱える“ある秘密”を暴き、自分にしか撮れない映画で世の中を見返してやる!と息巻く花子。突然現れた2人に戸惑いながらも、花子に協力し、カメラの前で少しずつ隠していた本音を見せ始める父と兄たち。修復不可能に思えたイビツな家族の物語は、思いもよらない方向に進んでいく。そして、“ある秘密”がもたらす真実にとめどなく涙が流れる…。

 

2023年/日本/140分
監督:石井裕也
出演:松岡茉優/窪田正孝/池松壮亮/佐藤浩市/他
配給:東京テアトル

上映場所 ソレイユ・2(地下)
上映期間 3/29(金)~4/11(木)
3/29(金)~4/4(木) ①9:15 ②19:05
4/5(金)~4/11(木) ①11:55

 

 

 

(C)2023「愛にイナズマ」製作委員会

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