17年間毎日駅に通い続けた保護犬の実話を45年の時を経て映画化
昭和39年、茨城県石岡市の東小学校に保護された一匹の犬。
「タロー」と名付けられたその犬は、ある日から石岡駅までの2キロの道のりを往復する日課を始めるようになる。
歩道橋を渡り、国道を歩き、踏切を渡り、石岡駅の待合室に入って座る。
じっと改札口を見つめ、しばらくすると駅を離れて再び小学校に戻る。
そんな行動を朝と夕方の1日2回、毎日続けた。 タローは石岡駅周辺でも顔なじみとなり、多くの人にかわいがられた。
タローの駅通いは17年も続いたが、タローが駅で誰を待っていたのかは誰も知ることがなかった。