名優ジェラール・ドパルデューが好演!
1929年から1972年まで書かれ、世界的に人気を博したジョルジュ・シムノンのミステリー小説を映画化。主人公メグレを演じるのはフランスきっての名優ジェラール・ドパルデュー。これまでチャールズ・ロートン、ジャン・ギャバン、マイケル・ガンボン、ローワン・アトキンソンなど名優たちが演じてきた役柄だが、身長180センチ、体重100キロという原作に最も忠実で大柄な俳優ドパルデューこそが最高のはまり役。事件から一人の女性の生涯を解き明かしていく様をパトリス・ルコント監督ならではの情感を込めて描き、深い余韻を残す。
原作「メグレと若い女の死」は隠れた傑作とファンの間でも名高く、今回再出版が決定した。日本ではアニメ「名探偵コナン」に“目暮十三”として登場するなど後世の作品にも多大な影響を残し、パイプとソフト帽で親しまれているメグレ警視の名推理が始まる。
STORY
ある夜、シルクのドレスを着た若い女が死んだ。片足には靴がない。不釣り合いなほどの高級ドレス。5か所もの執拗な刺し傷…。
この謎めいた事件を担当するのが警視庁犯罪捜査部のジュール・メグレ警視。
わずかな手がかりをもとに、メグレは名前すらわからないこの若い女を殺した犯人を捜すことになった---