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『マッドゴッド』【2/3~】

2022/12/11

彼がいなければ
『スター・ウォーズ』『ジュラシック・パーク』は存在しなかった
製作期間30年、巨匠が挑んだ脅威のストップモーションアニメ

『スター・ウォーズ』『ロボコップ』『スターシップ・トゥルーパーズ』シリーズなど、誰もが知る名作の特殊効果の数々を手掛け、アカデミー賞を2度受賞、その後のSF作品に計り知れない影響を与えた巨匠フィル・ティペット。
今から約30年前、『ロボコップ2』(90)の撮影後に本作のアイデアを閃き、地道に制作を続けていた。だが、『ジュラシック・パーク』(93)で時代は大きく転換し、ティペットの代名詞である手作りの視覚効果から、業界が本格的にCG映像へと移行。「俺の仕事は絶滅した」とプロジェクトは中断された――。
それから20年後。ティペット・スタジオの若きクリエイターたちが奇跡的に当時の人形やセットを発見し、彼らの熱望により企画が再始動する。さらに、クラウドファンディングで世界中のファンからの応援も集まり、2021年シッチェス映画祭で上映され狂喜乱舞を呼んだ。CGに駆逐された<ストップモーションアニメ>の巨匠が放つ、魂の一撃。映画史に反撃の狼煙をあげる、最高傑作がここに完成した。

地獄の映画体験!悪夢の深淵を巡るダークファンタジー

「天国よりも地獄に惹かれる」と語る天才ティペットの潜在意識から溢れ出したのは、かつて誰も見たことのないダークファンタジー。孤高の戦士アサシンが荒廃した地下世界に潜り、拷問された魂、老朽化した地下壕、蠢く不気味なクリーチャーたちのあいだを巡っていく。グロテスクなその質感の全てに生命力と共感が宿っていることに、驚きを禁じ得ない。地獄の向こう側の狂気に到達した時、あなたは何を目撃するのか。脳がゲシュタルト崩壊する、未踏の84分間を全身で体感せよ!

STORY

人類最後の男に派遣され、地下深くの荒廃した暗黒世界に降りて行った孤高のアサシンは、無残な化け物たちの巣窟と化したこの世の終わりを目撃する。

 

2021年/アメリカ/84分/PG12
監督:フィル・ティペット
原題:Mad God
出演:アレックス・コックス/ニキータ・ローマン/他
配給:ロングライド

上映場所 ホールソレイユ(4F)
上映期間 2/3(金)~2/16(木)
2/3(金)~2/9(木) ①12:45 ②19:15
2/10(金)~2/16(木) ①16:05 ②20:10※レイトショー

 

 

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