『パリに見出されたピアニスト』【12/20~】

2019/10/20

パリ、北駅。
すべてはその場所から始まった。

パリ郊外の団地に暮らすマチュー。
生い立ちに恵まれず、夢を持たずに生きてきたマチューには、
近所の仲間に決して明かせない秘密があった。

ご自由に演奏を!

駅に置かれた1台のピアノを弾くことが、マチューの楽しみだ。

ある日、音楽学校でディレクターを務めるピエールが、マチューの奏でる旋律に足を止め、耳を傾けた。
その才能に強く惹かれたピエールは、マチューをピアニストに育て上げたいと声をかける。
乗り気ではないマチューだったが、仲間と一緒に盗みに入った先で逮捕されたことをきっかけに、ピエールの勤める学校で公益奉仕をしながら“女伯爵”と呼ばれるピアノ教師エリザベスのレッスンを受けることに。

周囲の学生との格差や環境の壁にぶつかり、もがきながら、ピアノのみならず自身も成長していくマチュー。
そして、彼に夢を託したふたりの大人たちもまた、図らずもマチューに影響を受け変化していく。
マチューが拓く未来には、一体、何が待ち受けているのだろうかーー。
音楽への情熱と愛に満ちた感動のドラマ、それが『パリに見出されたピアニスト』である。

期待の新星 × 名優たちの豪華アンサンブル

ピアニストとして天賦の才を持つ主人公マチューを演じるのは、イザベル・ユペールと共演した『アスファルト』での瑞々しい演技が注目されたジュール・ベンシェトリ。
祖父はフランスを代表する俳優ジャン=ルイ・トランティニャン、父は映画監督で俳優としても活躍するサミュエル・ベンシェトリ、そして母は女優の故マリー・トランティニャンという出自の仏映画界きっての新鋭が、満を持して主演を務める。
そして、彼を見守り導いていく大人たちを実力派のランベール・ウィルソンとクリスティン・スコット・トーマスが熱演。
この3人が交わることによって、お互いに成長し変化していく人間関係も見どころの一つだ。

監督を務めるのは、リュック・ベッソンやギョーム・カネの下で助監督として研鑽を積んできた俊英ルドヴィク・バーナード。
ラ・セーヌ・ミュージカルやクラシックの音楽の殿堂サル・ガヴォーはもとより、ノートルダム大聖堂やサン・マルタン運河などで撮影を行い、パリの日常を切り取った。
そして、リストの「ハンガリー狂詩曲」やラフマニノフの「ピアノ協奏曲」など、本作のもう一つの登場人物であるクラシックの名曲の数々がさらなる感動を呼び起こす!

 

2018年/フランス・ベルギー合作/106分
監督:ルドビク・バーナード
原題:Au bout des doigts
出演:ランベール・ウィルソン/クリスティン・スコット・トーマス/ジュール・ベンシェトリ/カリジャ・トゥーレ/他
配給:東京テアトル

 

上映場所 ホールソレイユ(4F)
上映期間 12/20(金)~1/2(木)
12/20(金)~12/26(木) ①10:10 ②16:45
12/27(金)~1/2(木) ①12:30

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