『クリミナルタウン』【11/30~】

2018/09/23

最旬キャストの”光”が、凶悪犯罪の”闇”を暴く
挑戦的なクリミナル・サスペンス!

政治の街ワシントンD.C.は、アメリカのシンボルタウンであると同時に、殺人件数・襲撃、強盗件数がトップとされる犯罪の街でもある。そんなD.C.が持つ裏の世界を繊細な10代の視点で語るベストセラー・クライムノベル「November Criminals」の映画化が実現した。

初めて彼女とsexした日、親友が殺された---”文学好きの優等生”ケビンがカフェでバイト中、何者かに射殺されてしまう。誰が、何のために。事件は「チンピラの黒人少年が麻薬を巡るギャング同士の抗争に巻き込まれたもの」とされ、犯人は組織内で始末済みとして、捜査は早々に終結の様相となる。彼が麻薬に関わって殺されたなどあり得ない。親友の名誉を取り戻すためアディソンは、幼馴染にして恋人未満のフィービーと共に犯人を追いはじめる。

しかし、証言を取り合わない警察、大学への推薦状を餌に捜査を牽制する学校、街中が目を背ける空気、「息子はこの街に殺された」と口をつぐむケビンの両親……。まるで街全体がこの事件をなかったかのように処理しようとすることに、違和感を拭えないアディソンとフィービー。やがて二人は、戻れないところへと足を踏み入れていく---

アナログを愛する冴えない少年アディソンを演じるのは、「ベイビー・ドライバー」のアンセル・エルゴート。周囲から浮いた変わり者、ナイーブで傷つきやすく真相を探る姿を演じ、次世代の才能を発揮する。ヒロインは「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツ。鮮烈なデビュー以来、成長を続ける感性で、主人公の恋人、謎解きの相棒、何かを秘めるキャラという三重に複雑な役を完璧にこなしきった。
「ティーンエイジノワールとして、マーク・トウェインやJ.D.サリンジャーと並ぶ傑作」と絶賛された小説を原作に、最旬キャストのカップリングを”光”として、ワシントンD.C.の”影”を暴く。この大胆なストーリー構造を組み立て、挑んだのは、監督サーシャ・カヴァシ。どこまでもクールな視点で、アメリカの首都=犯罪の首都と化した実態を巧みに描き出している。

卒業に向け、揺れる10代が対峙する謎。嘘と偽り、街に張りめぐらされた網をくぐり、絶対立ち入り禁止区にまで犯人を追っていく。やがて明かされる残酷な真実とは。驚愕と共感のエンタメ・サスペンスが誕生した。

ワシントンD.C.で起こった、優等生射殺事件。
親友の死の真相を追うアディソンとフィービー。
やがて、二人は戻れないところへと、足を踏み入れていく---。

趣味は読書とデヴィッド・ボウイを聞くこと、ビデオ日記をつけること。ワシントンD.C.にある公立高校の卒業を控えるアディソン・シャクトは、変わり映えのない毎日をやり過ごしていた。その日、幼馴染で恋人未満のフィービーから、大学に進学する前に処女を捨てるため「心許せる相手と寝たいの」という、とびきりの爆弾を持ちかけられ、初めて二人で親密な時間を過ごした直後、親友のケビンが、バイト先のコーヒーショップで銃殺されたという知らせを聞く。

警察とメディアは「チンピラの黒人少年がギャングの抗争に巻き込まれたのだろう」と、早々に調査を畳むが、アディソンは納得がいかない。学校や各所に「目撃情報求む」と、張り紙をし、独自の捜査に乗り出すが、証言を取り合おうとしない警察や、大学への推薦状をチラつかせ、調査制止させようとする学校、「深入りするな」と脅しをかけてくる同級生---。

ひるまずに、調査を続けるアディソンとフィービーは、ケビンのバイト仲間、担当したカウンセラー、両親などに会う。
話しを聞くうちにふたりは違和感を感じ始める。食い違う人物像、不可解な行動---

「ケビン、君は一体何者なんだ?」

危険を感じたフィービーが、調査を止めようと訴えるのをよそに、アディソンは事件の核心へと近づいていく。
だがそれは、ワシントンD.C.の巨大な闇を突く、最も危険な捜査だった---。

 

2017年/アメリカ/86分
監督:サーシャ・ガヴァシ
原題:November Criminals
出演:アンセル・エルゴート/クロエ・グレース・モレッツ/デビッド・ストラザーン/キャサリン・キーナー/他
配給:ギャガ・プラス

 

上映場所 ソレイユ・2(地下)
上映期間 11/30(金)~12/13(木)
11/30(金)~12/6(木) ①12:50 ②19:30
12/7(金)~12/13(木) ①14:40

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