スウェーデンで国民の5人に1人が観た、史上3位の記録的大ヒット映画!
スウェーデン作家による大ベストセラー小説の映画化『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』(09)の成功を受けて、ハリウッドでのリメイク『ドラゴン・タトゥーの女』(11)が製作され世界的ヒットを飛ばした。同国の女優のアリシア・ヴィキャンデルが『リリーのすべて』(16)で第88回アカデミー賞®助演女優賞を受賞するなど、世界的に注目される存在となったスウェーデン映画界。
そんな中、スウェーデンの人気小説家フレドリック・バックマンによるデビュー作の映画化が、この『幸せなひとりぼっち』。12年に発表後、瞬く間に30ヶ国以上で翻訳され、200万部以上も出版されており、日本でも10月に発売が決定。希望を見出せなくなった頑固な老人が、新しい隣人を迎えいれることで再び生きる希望に恵まれ、自分の人生を見つめ直していく姿をユーモラスかつ詩情たっぷりに描くヒューマンドラマだ。
本作はスウェーデンで公開されると、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)を抑え、ボックスオフィスのトップに躍り出た。160万人を越える動員を記録し、スウェーデン映画史上歴代3位となる興行成績を樹立。同国で、実に約5人に1人が観たという国民的映画に。また、ボックスオフィスで5週連続1位を記録しただけではなく、口コミでの評判が広がり、公開から5ヶ月を超える大ロングランになった。勢いはとどまるところを知らず、ドイツ、ノルウェー、韓国でもヒット。今後もフランス、アメリカなど世界17ヶ国での公開が決定している。世界中で話題の映画が、遂に日本でも公開。
【ストーリー】
愛する妻を亡くした孤独な中年男オーヴェ。かつて町内の自治会長を務めたこともあり、近所には規律に厳しい人間として知られていた。年齢を重ねてからは気難しさに拍車がかかり、いつしか鼻つまみ者でしかない厄介なおじさんと化していた。地域の治安を守るため、共同住宅地の監視役を自ら買って出ていたのだが、数年前、自治会選挙で落選。今や、誰からも望まれていない見回り日課とする日々を送っているのであった。
オーヴェは43年間、鉄道局職員としての仕事を全うしてきたが、突如クビを宣告されてしまう。家に帰れば、今は亡き妻の面影が脳裏をよぎる。孤独に耐え切れなくなった彼は、自宅の天井にロープをかけ、首つり自殺を図る。ところがその時、向かいのテラスハウスへ引っ越してきたパルヴァネ一家の騒がしい声がオーヴェの耳に飛び込んでくる。一家の車がオーヴェの家の郵便受けにぶつかってしまい、自殺どころではなくなってしまう。オーヴェは外へ飛び出すと烈火のごとく怒り、挨拶もしないまま代わりに車を駐車場にきれいに車を停め、ぶつぶつ文句を言いながら家に帰る。
翌日、迷惑をかけたと思ったパルヴァネが、お詫びのペルシャ料理を届けに来る。オーヴェとパルヴァネ。生き方も考え方も違う二人だったが、この美味しい手料理をきっかけに、思いがけない友情が芽生えていく。頑固な態度は相変わらずだが、近所同士のあたたかい交流に心を溶きほぐされていくオーヴェ。やがて、オーヴェは妻・ソーニャとの出会い、そして、妻と自分の人生を一変させたある出来事について語り始めたのだった…。
2015年/ スウェーデン /116分/
原題:En man som heter Ove
監督:ハンネス・ホルム
出演:ロルフ・ラスゴード/イーダ・エングボル/バハー・パール/フィリップ・バーグ/カタリナ・ラッソン 他
配給:アンプラグド
上映場所 | ホールソレイユ(4F) |
上映期間 | 4/22(土)~5/5(金) |
4/22(土)~4/28(金) | ①10:00 ②16:45 |
4/29(土)~5/5(金) | ①14:20 |
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