一人の教師のアウシュビッツに関する“ある授業”が落ちこぼれ達の人生を変える。
「あなたたちを信じているのは私だけ?みんなならこのテーマを語れるはず」
実話を元にした『陽のあたる教室』『最強のふたり』に続き、出会いが人生の学びをもたらす感動作がまた一つ誕生した。ある歴史教師との出会いが、生徒たちの人生を変える――、パリ郊外にある高校の落ちこぼれクラスで本当にあった冒険の物語だ。本作は、アハメッド・ドゥラメという当時18歳だった少年が、マリー=カスティーユ・マンション=シャール監督へ送った一通のメールから始まったまさに実話に基づくサクセスストーリーだ。その熱意に打たれた監督が映画化に向け、ともに走ったからこそ生まれた奇跡である。彼は、本作に出演し、脚本も共同執筆し、セザール賞有望男優賞にもノミネートされ、思い描いた夢を実現させた。主演のアンヌ・ゲゲン先生を演じるセザール賞主演女優賞のフランスの名女優アリアンヌ・アスカリッドの迫真の演技が、観る者の胸を熱くする感動の物語。本作は、カンヌ国際映画祭正式出品作品、ELLE シネマ大賞ノミネート、サンタバーバラ国際映画祭観客賞、トロントユダヤ映画祭最優秀作品賞(女性監督部門)、セントルイス国際映画祭最優秀作品賞など数々の映画祭で話題となった。
【ストーリー】
貧困層が暮らすパリ郊外のレオン・ブルム高校の新学期。様々な人種の生徒たちが集められた落ちこぼれクラスに、厳格な歴史教師アンヌ・ゲゲンが赴任してくる。
「教員歴20年。教えることが大好きで退屈な授業はしないつもり」と言う情熱的な彼女は、歴史の裏に隠された真実、立場による物事の見え方の違い、学ぶことの楽しさについて教えようとする。だが生徒達は相変わらず問題ばかり起こしていた。ある日、アンヌ先生は、生徒たちを全国歴史コンクールに参加するように促すが、「アウシュヴィッツ」という難しいテーマに彼らは反発する。ある日、アンヌ先生は、強制収容所の生存者レオン・ズィゲルという人物を授業に招待する。大量虐殺が行われた強制収容所から逃げ出すことができた数少ない生き証人の悲惨な状況を知った生徒たちは、この日を境に変わっていく―
2014年/ フランス /105分/
原題:Les heritiers
監督:マリー・カスティーユ・マンシオン・シャール
出演:アリアンヌ・アスカリッド/アハメッド・ドゥラメ/ノエミ・メルラン/ジュヌビエーブ・ムニシュ/ステファン・バック 他
配給:シンカ
上映場所 | ソレイユ2(地下) |
上映期間 | 10/22(土)~11/4(金) |
10/22(土)~10/28(金) | ①11:30 ②17:40 |
10/29(土)~11/4(金) | ①13:30 ②19:40 |
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