アカデミー賞® 作品賞&脚本賞 W受賞!!
作品賞 / 監督賞(トム・マッカーシー)
第88回アカデミー賞6部門ノミネート!〈作品賞、監督賞、助演男優賞、助演女優賞、編集賞、脚本賞〉
ゴールデングローブ賞ノミネート〈作品賞、監督賞、脚本賞〉
賞レース圧巻! 現在受賞&ノミネート総数〈計197〉
ボストングローブ紙の《スポットライト》チームが巨大な権力を相手に
記者生命を懸けて正義を貫いた、衝撃の実話!
2002年1月、アメリカ東部の新聞「ボストン・グローブ」の一面に全米を震撼させる記事が掲載された。地元ボストンの数十人もの神父による児童への性的虐待を、カトリック教会が組織ぐるみで隠蔽してきた衝撃のスキャンダル。1,000人以上が被害を受けたとされるその許されざる罪は、なぜ長年にわたって黙殺されてきたのか。この世界中を驚かせた"世紀のスクープ"の内幕を取材に当たった新聞記者の目線で克明に描き、アカデミー賞6部門(作品賞/監督賞/助演男優賞/助演女優賞/脚本賞/編集賞)にノミネートされるなど、名実ともに全米で絶賛を博す社会派ドラマ、それが『スポットライト 世紀のスクープ』である。
本作は、このジャンルの金字塔というべき名作『大統領の陰謀』を彷彿とさせる生粋の“ジャーナリスト映画”でもある。虐待被害者の生々しい証言に心揺さぶられたチームの皆が、元少年たちの悲痛な叫びを世に知らしめようと、寸暇を惜しんで奔走する様を力強く描出。"間違っていることは間違っている"と報じたい、"正しいことは正しい"と表明できる社会でありたい、ただその一心で、立ちはだかる権力と対峙しながらも記者魂を貫く彼らの姿は爽快ですらあり、閉塞した現代を生きる観客の共感を誘うことだろう。《スポットライト》が報じたこの調査報道は、2003年に栄えあるピューリッツァー賞(公益部門)を受賞している。
【ストーリー】
2001年の夏、ボストン・グローブ紙に新しい編集局長のマーティ・バロンが着任する。マイアミからやってきたアウトサイダーのバロンは、地元出身の誰もがタブー視するカトリック教会の権威にひるまず、ある神父による性的虐待事件を詳しく掘り下げる方針を打ち出す。その担当を命じられたのは、独自の極秘調査に基づく特集記事欄《スポットライト》を手がける4人の記者たち。デスクのウォルター"ロビー"ロビンソンをリーダーとするチームは、事件の被害者や弁護士らへの地道な取材を積み重ね、大勢の神父が同様の罪を犯しているおぞましい実態と、その背後に教会の隠蔽システムが存在する疑惑を探り当てる。やがて9.11同時多発テロ発生による一時中断を余儀なくされながらも、チームは一丸となって教会の罪を暴くために闘い続けるのだった・・・。
2015年/アメリカ /128分
原題:Spotlight
監督:トム・マッカーシー
出演:マーク・ラファロ/マイケル・キートン/レイチェル・マクアダムス/リーブ・シュレイバー/ジョン・スラッテリー 他
配給:ロングライド
上映場所 | ホールソレイユ(4F) |
上映期間 | 5/28(土)~6/24(金) |
6/11(土)~6/17(金) | ①11:30 ②19:25※14(火)に限り上映はございません。 |
6/18(土)~6/24(金) | ①15:05 |
[margin_5t]Photo by Kerry Hayes (C) 2015 SPOTLIGHT FILM, LLC