『マルクス・エンゲルス』【8/25~】

2018/06/10

マルクスとエンゲルスは
何を考え、何と闘い、何を成し遂げたのか。
世界中に貧困と格差が拡がる今日、
彼らのエネルギーが私たちに突きつけるものとは。

レーニン、ゲバラ、カストロ、マンデラ‥20世紀を代表する変革の指導者の前には、いつもマルクスとエンゲルスがいた。本作はドイツ、フランス、イギリス、ベルギーを舞台に、二人が「今日までのあらゆる社会の歴史は、階級闘争の歴史である」という有名な言葉で始まる『共産党宣言』を執筆するまでの日々をドラマティックに描く。

監督は『ルムンバの叫び』(00)、『私はあなたのニグロではない』(16)で知られる社会派の名匠ラウル・ペック監督。彼はマルクスとエンゲルスの思想は過去のものではなく、社会をよりよくするという思いが不滅である限り永遠であると映画を通して語っている。とりわけエンド・クレジットで流れるボブ・ディランの名曲「ライク・ア・ローリング・ストーン」がそのことを強烈に伝えてくる。

STORY

若きマルクスとエンゲルスの友情は世界の未来を大きく変えた 。
永遠の名著『共産党宣言』(1848)が誕生するまでの激烈な日々を描く歴史的感動作。
1840年代のヨーロッパでは、産業革命が生んだ社会のひずみが格差をもたらし、貧困の嵐が吹き荒れ、人々は人間の尊厳を奪われて、不当な労働が強いられていた。20代半ばのカール・マルクスは、搾取と不平等な世界に対抗すべく独自に政治批判を展開するが、それによってドイツを追われ、フランスへと辿りつく。パリで彼はフリードリヒ・エンゲルスと運命の再会を果たし、エンゲルスの経済論に着目したマルクスは彼と深い友情をはぐくんでゆく。激しく揺れ動く時代、資本家と労働者の対立が拡大し、人々に革新的理論が待望されるなか、二人はかけがえのない同志である妻たちとともに、時代を超えて読み継がれてゆく『共産党宣言』の執筆に打ち込んでゆく――。

 

2017年/フランス・ドイツ・ベルギー合作/118分
監督:ラウル・ペック
原題 :Le jeune Karl Marx
出演:アウグスト・ディール/シュテファン・コナルスケ/ビッキー・クリープス/オリビエ・グルメ/ハンナ・スティール/他
配給:ハーク

 

上映場所 ソレイユ・2(地下)
上映期間 8/25(土)~9/6(木)
8/25(土)~8/30(木) ①14:40 ②19:25
8/31(金)~9/6(木) ①19:30

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