この映画の言語は手話である。字幕も吹き替えも存在しない。
「愛」と「憎しみ」ゆえに、あなたは一切の言葉を必要としない。
カンヌ国際映画批評家週間祭３冠ほか世界の映画祭を席巻！
2014年カンヌ国際映画祭で批評家達を震撼させ、批評家週間グランプリ含む3賞受賞の他、各国の映画祭で30以上の賞を受賞、「サイト＆サウンド」誌のベストテンにも選ばれた驚異の問題作が登場する。
ウクライナの新鋭監督ミロスラヴ・スラボシュピツキーの長篇デビュー作である本作は、台詞や音楽は一切なく、字幕も吹き替えすらも存在しない。登場人物すべてがろうあ者であり、全篇が手話のみによって構成されている。
登場人物の背景や心理的な説明を全て排し、純粋な身振り、表情、眼差しによる表現方法に、観客は想像力をフル回転させてスクリーンと向き合う、という初めての映画体験に身を委ねることになる。そしていつしか彼らの会話を理解している事に気付く。
【ストーリー】
ろうあ者の寄宿学校に入学したセルゲイ。
そこでは犯罪や売春などを行う悪の組織＝族（トライブ）によるヒエラルキーが形成されており、入学早々彼らの洗礼を受ける。何回かの犯罪に関わりながら、組織の中で徐々に頭角を現していったセルゲイは、リーダーの愛人で、イタリア行きのために売春でお金を貯めているアナを好きになってしまう。
アナと関係を持つうちにアナを自分だけのものにしたくなったセルゲイは、組織のタブーを破り、押さえきれない激しい感情の波に流されていく…。
2014年／ウクライナ／132分／Ｒ18+
監督：ミロスラブ・スラボシュピツキー
出演：グリゴリー・フェセンコ ／ヤナ・ノビコバ
配給：彩プロ
| 上映場所 | ソレイユ・2(地下) |
| 上映期間 | 6/27(土)～7/10(金) |
| 6/27(土)～7/3(金) | ①13：20 ②19：50 |
| 7/4(土)～7/10(金) | ①19：30 |
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