女性を救うシェルター<おうち>を舞台に、
声なき者たちの“極限の決断”を描く、サバイブサスペンス
配偶者や親から暴力を受けた女性たちを匿うシェルター〈おうち〉。一見穏やかなその場所では、日常と同じ手つきで、“あること”が行われている ――完璧に考え抜かれた方法で。
佐野広実の人気小説を映画化。夫の暴力から逃れ、日常を取り戻そうとする紀子役に、吉岡里帆。不可解な事件を追う刑事・薫役に、奈緒。幅広い作品で多様な人物を生き抜いてきた二人が初の映画ダブル主演を果たし、本作では覚悟と揺らぎ、爆発寸前の緊張感を表情と沈黙で体現している。共演は、風吹ジュン、美保純、酒井若菜、ファーストサマーウイカ、佐月絵美、北村匠海、原嘉孝、清水尚弥ら独自の世界観を確立する俳優たち。監督は、『君は永遠にそいつらより若い』の野竜平が務め、善悪では語れない社会の歪みに鋭く切り込む。
「見えない暴力」に、一人で耐えないことを選んだ。なぜ彼女たちはここに辿り着いたのか。その連帯は、いつしか境界を越えていく―。
STORY
日常的に暴力を振るう夫から逃げてきた紀子。絶望の中、入院先の看護師・路子に救われ、配偶者や親から暴力を受けた女性たちを匿うシェルター〈おうち〉に身を寄せる。そこでは暮らしのすべてが「持ち回り」というルールで成り立っていた。穏やかで守られた日々を取り戻していく紀子だが、少しずつ違和感を覚え始める。やがて〈おうち〉が“交換殺人”によって女性たちを解放している事実を知る。残るか去るか、選択を迫られる紀子。一方、とある事件を追う刑事・薫もまた夫からの暴力に苦しんでいた。疑われることのない夫・晋一と追い詰められていく現実のなかで、薫は事件の先に〈おうち〉の存在へと辿り着く。そして晋一の存在によって、その均衡が崩されていく――。

