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『大統領のケーキ』【8/14~】

2026/05/16

監督の実体験から生まれた、知られざる宝物のような物語

アカデミー賞®国際長編映画賞のショートリストに選出され、カンヌ国際映画祭で新人監督賞(カメラ・ドール)、監督週間観客賞の2冠を果たすという、イラク映画史上初の快挙を次々と成し遂げた作品に世界が熱狂!

舞台は1990年代、独裁政権下のイラク。人々が戦争と食糧不足に苦しむなか、フセイン大統領は自身の誕生日を祝うケーキを作るよう、国内の各学校に命じていた。クラスでくじ引きが行われ、9歳の少女ラミアがケーキ係に指名される。もし、用意できなければ重い罰が待っていた。そんな、ニュースでは報道されない知られざる世界を、ハサン・ハーディ監督が自らの体験をもとに描き出す。さらに、キャストは全員が演技未経験者。撮影はイラクで行われ、世界遺産にも登録された南部のメソポタミア湿地帯など、初めて目にする映像がスクリーンに躍る。

未来を恐れず、過去を嘆かず、親友の少年と目の前の困難にひとつずつ向き合うラミア。そのたくましさと生命の輝きが、不安な時代を生き抜くための力をわたしたちに思い出させてくれる。宝物のように大切にしたい物語。

“名誉ある”ケーキ係に選ばれたラミアは、
ケーキの材料を探しに、祖母と友達の雄鶏と共に町に出かけていく

祖母と二人で暮らす9歳のラミアは、学校のくじ引きで「大統領のケーキ係」に選ばれてしまう。フセイン大統領の誕生日に、お祝いのケーキを準備する係だ。翌朝、ラミアは祖母に連れられて、父の形見の時計と、“友達”の雄鶏ヒンディとともに町へ出かける。だが、日々の食卓も満足に揃えられない祖母の目的はケーキではなく、ラミアを養子に出すことだった。思わず逃げ出したラミアは、自らの手でケーキの材料を集めれば、祖母との暮らしを続けられると信じて、クラスメイトのサイードと協力して町を駆け回る。十分なお金も時間もなく、あるのは知恵と想像力だけ── はたして、“名誉あるケーキ作り”の行方は?

 

2025年/105分/PG12/イラク・アメリカ・カタール合作
監督:ハサン・ハーディ
原題:The President's Cake
出演:バニーン・アハマド・ナーイフ/サジャド・モハマド・カズム/ワヒーダ・サーベト/ラヒーム・アルハジ/他
配給:松竹

上映場所 ホール・ソレイユ(4F)
上映期間 8/14(金)~8/27(木)
8/14(金)~8/20(木) ①11:25 ②19:55
8/21(金)~8/27(木) ①9:230 ②17:35

 

 

 

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