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『済州島四・三事件 ハラン』【6/19~】

2026/04/14

権力によって翻弄される名もなき人々の姿を鮮烈に描く

2007年にユネスコの世界自然遺産に登録され、リゾート地としても人気の高い韓国・済州島。だが、かつて凄惨な事件があったことはあまり知られていない。長らく闇に葬られてきた「済州島四・三事件」をテーマに本作を監督したのは、商業映画の脚本家としてキャリアを積んだハ・ミョンミ。移住した済州島で、名もなき女性の犠牲者たちの姿を描きたいと企画し、史実を基に母と娘の物語を完成させた。冬に漢拏山で咲く蘭〈ハラン〉のように強い人間の意志と生命力を作品名に込め、全編を済州島で撮影した。主人公アジンを演じるのは、天才子役としてデビューし、演技派女優へと成長したキム・ヒャンギ。大ヒット映画『神と共に』2部作では第39回青龍映画賞の助演女優賞、そして『無垢なる証人』では第39回韓国映画評論家協会賞の最優秀女優賞を受賞するなど、その演技力が高く評価されている。いつの時代も罪のない“弱き者”たちが、国家権力によって翻弄される姿を描き出す。

理不尽な暴力に追い詰められ極限の中を生き抜く母と娘

1948年4月3日、外国勢力による干渉に反発した済州島の一部島民が武装蜂起したことに端を発した「済州島四・三事件」。同年10月から政府が海岸線から5キロ以上離れた地域を「敵性区域」とみなし、“出入りする者は無条件に射殺する”という布告文を発令。村民たちは難を逃れるため、漢拏山ハルラサンを目指す。一時的に村を出ることになったアジンは、村に残した6歳の娘ヘセンのことが心配でたまらない。その頃、村では韓国軍が老人たちを容赦なく射殺していた。生き残ったヘセンは、母を捜してひとり山へと向かう。奇跡的に再会した母と娘は、生き延びるため命がけの逃避行を始める――

 

2025年製作/119分/G/韓国
監督:ハ・ミョンミ
原題:Hallan
出演:キム・ヒャンギ/キム・ミンチェ/ソ・ヨンジュ/キム・ウォンジュン/他
配給:シネマスコーレ、MYSTERY PICTURES

 

上映場所 ホール・ソレイユ(4F)
上映期間 6/19(金)~6/25(木)
6/19(金)~6/25(木) 時間未定

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