INTRODUCTION
ソープ嬢・加那役を演じるのは映画『窓辺にて』や、
ドラマ「エルピス-希望、あるいは災い- 」に出演し、
映画界に新たな風を吹き込む注目株俳優・中尾有伽。
そして認知症の祖母・紀江役には9年ぶりの映画主演となる研ナオコが出演。
そして今作、監督を務めたのは、永六輔の孫であり、
監督デビュー作『安楽死のススメ』が現在公開中の、岡﨑育之介。
本作『うぉっしゅ』で2024年大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門への入選を果たした岡﨑は、自身もウェス・アンダーソン監督『犬ヶ島』への出演など俳優としての経験も持つ。
STORY
ソープ店で働く主人公・加那。ある日、母から電話が。
「一週間だけ、おばあちゃん の介護してくれない?」
仕事のことを隠していた加那は、
ソープ嬢ということを秘密に、翌日から祖母宅⇔ソープ店を行き来して、
“人の身体”を洗い続ける二重生活〈ダブルワーク〉をすることに。
認知症が進み、名前すら覚えていない祖母・紀江の介護に奮闘する加那。
会うたびに“初対面”を繰り返してゆく毎日。
「どうせ忘れる」相手に対し加那は、祖母との暮らしの中で、
本当の事を素直に打ち明けられている自分に気付く。
そして祖母の知らなかった、これまでの人生と孤独が垣間見えてきて…。