韓国の伝統と愛が織りなす至高の物語。
高齢化が進む韓国社会で多くの人々が直面する「認知症」と、韓国の口承伝統芸能「パンソリ」を題材に、ある老夫婦が織りなす愛の物語をつづったドラマ。
自身も認知症の母を15年間支え続けた過去を持つベテラン俳優ソン・ドンヒョクが主人公ドンヒョクを演じ、魂を込めた歌声を披露。テレビドラマ「ペントハウス」のチョン・アミが妻ヨニを演じた。
STORY
韓国の口承伝統芸能「パンソリ」の優れた歌い手としてのツアー公演、大学教授としての学生たちへの国楽の講義と、長年にわたり多忙の日々を送ってきたドンヒョク。
彼は「晩年を故郷で過ごしたい」という妻ヨニの願いを受け入れ、夫婦二人での美しい田舎暮らしを始める。ないがしろにしがちだった妻との時間を取り戻そうとするドンヒョクだったが、ほどなくして彼女の言動の異変に気づく。
今何を話していたのか、何をしていたのかを忘れてしまう。感情を制御し切れず、時には暴力まで振るってしまう......ヨニは、認知症を患っていた。
何もかもを捨てて、愛する妻の介護に向き合うドンヒョク。しかし認知症が進行し、別人のように変わっていくヨニに、彼の心は疲れ果てていく......。