誰しもが胸に、忘れられない恋を抱いて生きている---
2020年にアイスランドで発売され大ベストセラーになったオラフ・オラフソン著の『Snerting』を、高い評価を受けるアイスランドの映画監督バルタザール・コルマウクルが映画化。
初期の認知症であることが判明した主人公のクリストファーが、人生でやり残したこと…
50年前に愛した大切な人が突然姿を消してしまった謎を解き明かすことを決意し、故郷アイスランドを出発。2020年コロナの世界的流行で国境が封鎖され始める中、薄れゆく記憶をたどりながら、ロンドン・日本と彼女を探す旅に出る---。
かつて異国の地で出会い情熱的な恋に落ちた彼女。人生の終わりが見えた今だからこそ、あなたにもう一度会いたい---。
50年の時と海を超えて描かれる、一生に一度の恋を描く『TOUCH/タッチ』、この冬ついに日本で公開が決定。
STORY
アイスランドでレストランを営むクリストファーは、コロナウイルスの世界的流行が始まった頃、初期の認知症の診断を受ける。医師に「やり残したこと」を問われた彼は、旅に出ることを決意する。50年前、学生時代を送るロンドンで出会い恋に落ちたミコを探すために。
彼女は、愛し合っている中、突然姿を消したのだった。クリストファーの雇い主でもあった日本料理店を営む父・高橋とともに---。
薄れゆく記憶と戦いながら、ロンドンを訪れたクリストファーは、高橋の店で共に働いていたヒトミから、一通の手紙を見せられる。その住所をたどり、クリストファーは日本を訪れ、東京を経て広島へと向かう。そして、時を超えた切ない真実が明らかになる---。