全米映画賞を席巻、1970年を舞台にした青春物語
『パンチドランク・ラブ』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『ザ・マスター』にて世界三大国際映画祭を制した若き巨匠、ポール・トーマス・アンダーソン監督最新作『Licorice Pizza』が、『リコリス・ピザ』として2022年に日本公開されることが決定した。
1970年代のアメリカ、サンフェルナンド・バレーを舞台に、アラナとゲイリーの恋模様を描き出す本作。メインキャラクターのひとりであるゲイリー役を演じたのは、フィリップ・シーモア・ホフマンの息子で、本作が長編映画への初出演となるクーパー・ホフマン。三人姉妹バンドのハイムのメンバー、アラナ・ハイムがアラナ・ケイン役を演じており、同じく本作が長編映画初出演となった。公開前から期待と前評判の高かった本作だが、2021年11月26日の全米公開から年末にかけて全米の映画賞を席巻、オスカー有力候補との呼び声も高い一作である。
共演者には、ブラッドリー・クーパーやショーン・ペン、ベニー・サフディらが名を連ねている。またレオナルド・ディカプリオの父、ジョージ・ディカプリオがカメオ出演。音楽は、ポール・トーマス・アンダーソン監督作の多くを手掛けている、レディオ・ヘッドのジョニー・グリーンウッドが担当した。
STORY
舞台は1970年代のロサンゼルス、サンフェルナンド・バレー。実在の人物や出来事を背景にアラナ(アラナ・ハイム)とゲイリー(クーパー・ホフマン)が偶然に出会ったことから、歩み寄りすれ違っていく恋模様を描き出す。共演はショーン・ペン、トム・ウェイツ、ブラッドリー・クーパー、ベニー・サフディと各界のレジェンドが集結しているのも見逃せない。