一年かけて見つめ続けた、ネコたちのまっすぐ生きる姿。
動物写真家・岩合光昭が、世界中のネコと出会い、心から撮りたいと願ったネコの“家族愛”。流れゆく季節の中でふたつの舞台を見つめます。
ミャンマーのインレー湖。湖上に建つ小さな家にネコの家族とヒトの家族が暮らしています。寄り添い共に生きる絆が、美しい水面に輝きます。
北海道の牧場では、たくさんの母ネコ、オスネコ、そして子ネコが、まっすぐに生きています。時に温かく、時に厳しく、ネコたちは成長し、自分なりの新たな世界を築いていきます。あるがままに…… 水と大地を舞台に繰り広げられる、ネコたちの愛と絆の物語です。
ネコの家族愛 そして自分らしくあること
この映画には、ふたつの舞台があります。ミャンマーで出会った、湖上の高床式家屋で暮らす、ネコの家族とヒトの家族。朝になり昼になり夜になり……飾らない日常が、種を超えた互いを思うやさしさに包まれたとき、その輝きに心奪われます。北海道の牧場に、ウシやイヌと暮らすたくさんのネコたちがいます。力を合わせ協同保育をする母ネコたち、さまざまな成長を見せる個性豊かな子ネコたち。ヒトがひとりひとり違うように、ネコたちも自分なりに、春、夏、秋、冬、生き抜いていきます。ネコが見せてくれた家族愛と、自分らしくあることの大切さ。楽しんでいただけたら幸いです。