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『私たちの青春、台湾』【1/29~】

2020/12/13

STORY

2011年、魅力的な二人の大学生と出会った。
台湾学生運動の中心人物・陳為廷、台湾の社会運動に参加する人気ブロガーの中国人留学生・蔡博芸。やがて為廷は林飛帆と共に立法院に突入し、ひまわり運動のリーダーになった。“民主”が台湾でどのように行われているのか伝えたいと博芸が書いたブログは、書籍化され大陸でも刊行される人気ぶりだ。
彼らが最前線に突き進むのを見ながら、「社会運動が世界を変えるかもしれない」という期待が、私の胸いっぱいに広がっていた。
しかし彼らの運命はひまわり運動後、失速していく。
ひまわり運動を経て、立法院補欠選挙に出馬した為廷は過去のスキャンダルで撤退を表明。大学自治会選に出馬した博芸は、国籍を理由に不当な扱いを受け、正当な選挙すら出来ずに敗北する。
それは監督の私が求めていた未来ではなかったが、その失意は私自身が自己と向き合うきっかけとなっていく——

ひまわり運動とは

2014年3月17日、国民党がサービス貿易協定をわずか30秒で強行採決した。翌18日、これに反対した学生たちが立法院(国会)に突入し、23日間にわたって占拠した。占拠直後から多くの台湾世論の支持を集め、与党側は審議のやり直しと、中台交渉を外部から監督する条例を制定する要求を受け入れた。議 場に飾られたひまわりの花がシンボルとなり、この一連の抗議活動を「ひまわり運動」と呼ぶ。ひまわり運動は一定の成果を残し、同年11月の統一地方選挙での国民党大敗を導き、台湾政治の地殻変動を引き起こした。翌年にはひまわり運動を起こした若者らが中心となり、政党・時代力量が設立された。ひまわり運動は、近年の台湾アイデンティティの興隆を象徴する出来事となったのである。

 

2017年/台湾/116分
監督:フー・ユー
原題:我們的青春,在台灣 Our Youth in Taiwan
出演:チェン・ウェイティン/ツァイ・ボーイー/リン・フェイファン/他
配給:太秦 

 

 

上映場所 ソレイユ・2(地下)
上映期間 1/29(金)~2/4(木)
1/29(金)~2/4(木) ①9:50

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