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『おかあさんの被爆ピアノ』【11/20~】

2020/09/06

被爆しても
ピアノの音色は
変わらなかったのです

昭和20年8月6日8時15分…
広島に投下された一発の原子爆弾。
街とともに一瞬にして消えたたくさんの命。
そうした壊滅的な状況の中で
奇跡的に焼け残ったピアノ。
原爆ピアノ…

それを託された広島の調律師・矢川光則さんは、修理・調律して自ら4トントラックを運転して全国に被爆ピアノの音色を届けて回ることに。「70年経って被爆体験者は段々いなくなって、あと10年したら殆どいなくなる。被爆ピアノはその音色でずっと原爆のことを伝えていくことができる」と調律師の矢川光則さんは言う。

監督の五藤利弘が2009年にフジテレビ「NONFIX」で取材したことをきっかけに映画化を構想。被爆ピアノにまつわる実際の話から着想を得たオリジナル映画を佐野史郎とAKB48の武藤十夢のダブル主演で制作。

佐野史郎は同じ中国地方、島根県出身でもあり、被爆地広島の方々の息遣い、想いを感じながら広島弁で演じている。武藤十夢は、一昨年、AKB総選挙で神セブンと呼ばれる7位に。昨年は気象予報士合格と着実に幅を広げている中で今作にダブル主演の一人として出演。才能の幅をの広さを見せている。

その他、ヒロインの父親役に宮川一朗太、ヒロインの祖母役と主題歌にはNHK「みんなのうた」でも好評を博した南壽あさ子を迎え無事完成。

広島県出身で日本アカデミー賞美術賞を12度受賞している部谷京子が美術で参加。市川崑作品などで知られる谷川賢作が音楽を担当。自身も被爆ピアノコンサートシーンで演奏している。

映画では、被爆ピアノにまつわる実際の話から着想を得て、被爆ピアノが奏でる音色を感動的に伝えられるよう映画オリジナル物語を紡ぎます。

STORY

昭和20年8月6日に広島で被爆したピアノを持ち主から託された調律師・矢川光則(佐野史郎)。彼自身も被爆二世。
爆心地から3キロ以内で被爆したピアノは被爆ピアノと呼ばれる。
矢川は、現在数台の被爆ピアノを託され修理。調律して、それを自ら運転する4トントラックに載せて全国を回る。

東京で生まれた江口菜々子(武藤十夢)は大学で幼児教育を学び幼稚園教師を目指しているものの将来について漠然としている。
被爆ピアノの一台を母・久美子(森口瑤子)が寄贈していたことを知った菜々子は、被爆ピアノコンサートに行き、矢川と出会う。
矢川を通して被爆ピアノ、広島のことを考えるようになり、祖母のことを知るうちに自身のルーツを探していく。

母・久美子はどうして広島から出て行ったのか?
祖母・千恵子が菜々子に伝えたかったこととは?
調律師・矢川がなぜ被爆ピアノを伝える活動をしているのか?
菜々子はルーツを辿り、被爆ピアノの活動を辿りながら次第に何かを見つけていく…

 

2020年/日本 /113分
監督:五藤利弘
出演:佐野史郎/武藤十夢/城之内正明/森口瑤子/他
配給:新日本映画社

 

上映場所 ソレイユ・2(地下)
上映期間 11/20(金)~12/3(木)
11/20(金)~11/26(木) ①9:30  ②15:40
11/27(金)~12/3(木) ①10:00

 

 

(C)2020映画「被爆ピアノ」製作委員会

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