人権迫害を続ける中国の現在を明かす
アメリカで見つかった中国からの命がけの手紙によって発覚した強制労働施設の実態を描いたドキュメンタリー。オレゴン州に住む女性ジュリー・キースは、スーパーで購入した中国製ハロウィーン飾りの箱の中から1通の手紙を発見する。それは、中国で政治犯として捕らえられた孫毅(スン・イ)が、 「恐怖の城」と呼ばれる馬三家(マサンジャ)労働教養所の中で書いたSOSの手紙だった。世界を驚愕させたこのニュースの当事者である孫が、中国における人権侵害をテーマとするカナダ在住の映画制作者レオン・リーに連絡を取り、当局の圧力に苦しみながら製作。今なお続く強制労働施設の想像を絶する実態を明らかにしていく。
一通の手紙で世界が動いた、
今でも続く強制労働施設の実態
米オレゴン州に住む女性ジュリー・キースがスーパーで購入した「中国製」のハロウィーンの飾りの箱に忍び込まれたSOSの手紙を見つけるところから「馬三家の手紙」は始まる。手紙は政治犯として捉えられた孫毅(スン・イ)が中国で恐怖の城と言われた馬三家(マサンジャ)労働教養所の中で書かれたものだった。8000キロ以上の旅を経てクシャクシャになった紙には、信念のために収監され、拷問・洗脳されている状況が詳細に書かれていた。このメッセージは次々と広まり、中国の労働教養所制度を閉鎖させるまでに至った。しかし、これでストーリーは終わらなかった・・・
世界を駆け巡った驚きのニュースの当事者が当局の圧力に苦しみながら製作し、世界中の映画祭で評価された衝撃のドキュメンタリー作品。今頻繁に報道されているウイグル自治区の再教育施設の問題とも重なり、その実態が今暴かれる。
2018年/カナダ/76分
監督:レオン・リー
原題:Letter from Masanjia
出演:スン・イ/ジュリー・キース/フ・ニン/ジアン・ティエンユ/他
配給:グループ現代
上映場所 | ホールソレイユ(4F) |
上映期間 | 9/4(金)~9/10(木) |
9/4(金)~9/10(木) | ①13:40 |
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