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『デンジャー・クロース 極限着弾』【8/14~】

2020/07/01

緊迫度200%を体感せよ!

これは、ベトナム戦争中オーストラリア軍108名人が南ベトナムの農園地帯“ロングタン”で南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)軍約2,000人を相手に戦った「ロングタンの戦い」を壮絶に描く、史実を基にした本格戦争映画だ。この戦いは、オーストラリア軍戦死者18人、負傷者24人というオーストラリアが戦ったベトナム戦史上、1日の損失で最大の戦いであったのにも関わらず、その功績を称えられることがなく50年もの間埋もれてしまっていた。デンジャー・クロース(味方にも砲撃が届くほどの超至近距離への極限着弾)を基地に要請するほど緊迫した3時間半にわたる壮絶な戦いを再現することで、泥沼化したベトナム戦争の真の姿が浮き彫りになる。

オーストラリアは、第二次世界大戦後北大西洋条約機構(NATO)の発足により、アジア・オセアニア地区でのNATOに対抗する組織が必要だとして、オーストラリア・ニュージーランド・アメリカ合衆国の3国による軍事同盟(太平洋安全保障条約)を1951年9月に発足させた。そのことにより、オーストラリア・ニュージーランド両軍は、アメリカ合衆国の大義を掲げた戦争へ参加することになる。ベトナム戦争では、オーストラリア軍兵士延べ5万人が配置され、約450人が戦死、約2,400人が負傷した。オーストラリア軍の有能な指揮官とチームワーク(マイトシップ)が、このロングタンの壮絶な死闘の勝利を可能にしたのである。

監督は、映画・TV・CM・ミュージックビデオ等で幅広く活躍するオーストラリアで最も活躍するクリフ・ステンダーズ。D中隊長を演じる主役に、『荒野にて』(17)などハリウッドでも活躍するオーストラリア出身の人気俳優トラヴィス・フィメルを起用。2020年、ベトナム戦争でオーストラリア軍が参戦した知られざる戦闘をリアルかつ臨場感に満ちた戦闘シーンを再現した本格戦争映画が日本に上陸する!!

STORY

1966年8月18日未明、南ベトナム。ヌイダット地区にあるオーストラリア軍司令部の基地がベトコン部隊による迫撃砲の急襲を受ける。翌朝土砂降りの雨、雷鳴が轟くなか発射地点を突き止めるため偵察に向かったハリー・スミス少佐(トラヴィス・フィメル)率いるオーストラリア軍D中隊。その小隊に属する兵たちは徴集兵で、平均年齢21歳と非常に若く経験が圧倒的に不足していた。

中隊長である少佐は、素人同然の徴集兵を率いることに意義を見出せず、准将(リチャード・ロクスバーグ)に特殊部隊への異動を希望するも却下されていた。士気がままならないなか、第10、11、12の3小隊に分かれて前線を進む。ロングタンのゴム園に差し掛かると第11小隊がベトコン兵と遭遇。交戦となるがベトコン兵は散り散りに逃げて行く。安心した小隊は前進するも、既にベトコン兵の大軍に囲まれてしまっていた。自らの命を顧みないベトコン兵は容赦なく機関銃掃射で襲い掛かる!四方八方から銃撃を受け、戦闘開始からわずか20分で28人構成の小隊のうち半数以上が負傷。味方からの応援部隊も近づけない平坦なジャングルで小隊は絶体絶命の状況に追い詰められてしまう。

ベトコン兵から放たれる機関銃の嵐の中、少佐は遂に基地へ指令を出す。目前にいる敵へ後方から迫撃砲を撃つ要請をしたのだ。「責任は取る。極限着弾(デンジャー・クロース)を要請する」。それは味方に対して超至近距離で撃つことになり、小隊が全滅してしまう危険な作戦である。
一方基地本部では、応援の大隊を出撃させるかの判断をする時が迫っていたのだった…。

 

2018年/オーストラリア/118分
監督:クリフ・ステンダーズ
原題:Danger Close: The Battle of Long Tan
出演:トラビス・フィメル/ルーク・ブレイシー/アレクサンダー・イングランド/ダニエル・ウェバー/他
配給:彩プロ

上映場所 ソレイユ・2(地下)
上映期間 8/14(金)~8/27(木)
8/14(金)~8/20(木) ①14:15  ②18:40
8/21(金)~8/27(木) ①13:30  ②19:30

 

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