SNSで知った愛する妻の浮気。
その投稿についた「いいね!」の数、108。
男が思いついた報復計画は、「いいね!」の数だけ女を抱くこと!?
松尾スズキが想像力と体力の限界に挑むR18復讐コメディ!!
監督・脚本・主演を務めたのは大人計画の主宰・松尾スズキ。1988年に大人計画を旗揚げし、宮藤官九郎や阿部サダヲなど多才なメンバーと共に多岐にわたって活動を続け、2018年には劇団と共に「松尾スズキ」として活動を始めてから30周年を迎えた。自ら「絶対に面白いという確信があった」と語り、31年目にして、また長編監督映画4作目にして初めて監督・脚本・主演全てに挑んだ本作。これは、30年間笑いにこだわり続けた喜劇人、松尾スズキの到達点。妥協なきR18復讐コメディが遂にベールを脱ぐ!
海馬五郎の妻で元女優の綾子を演じるのは中山美穂。不思議な魅力を放つダンサーに心を奪われていく様を、大人の魅力たっぷりに演じている。海馬の友人で女優の砂山には、読売演劇大賞や紀伊國屋演劇賞を受賞し、名だたる演出家が厚い信頼を寄せる秋山菜津子。さらに海馬のプレイボーイの友人・糸井には、劇団ハイバイを軸に劇作家、演出家、そして自らも俳優として活躍している岩井秀人が、そして海馬の代わりに病気の父の世話を一手に引き受けることになってしまった妹を坂井真紀が演じている。その他にも、大東駿介、土居志央梨、堀田真由、栗原類、LiLiCoなど、実力派の若手俳優陣がそれぞれ“超個性豊かな”役柄に挑んだ。
主題歌は星野源「夜のボート」。舞台「女教師は二度抱かれた」(08)の劇中歌として制作した楽曲を、本作のために新たにレコーディングしている。さらにミュージカルシーンの振付は、これまでNEWS、サカナクション、いきものがかりなどのPVでオリジナリティー溢れる印象的な振付を行ってきた振付稼業air:manが手掛けている。
冗談じゃない。
冗談じゃないぞ。
脚本家・海馬五郎は、ある日、愛する妻・綾子がSNSに若いコンテンポラリーダンサーへの恋心を綴っているのを知ってしまう。その投稿についた「いいね!」はなんと108。あまりのショックに離婚を決心するが、離婚した場合は財産分与で資産の半分にあたる1000万円を綾子に支払わなければならないことを知り大激怒!納得がいかない海馬は、意地でも資産を使い果たすことを決意。ついには投稿についた「いいね!」の数だけ女を抱いて復讐するというとんでもない計画を思いつく。
タイムリミットはたった1か月。人智の及ぶあらゆる手を使って資産を減らしていくが、108人への道のりは果てしなく遠い。追い込まれた海馬は、やがて想像をはるかに超える「ある方法」で目標をクリアしようとするのだが…。