『ホテル・ムンバイ』【11/1~】

世界の深刻なテロ問題と向き合う注目作品

2008年にインドのムンバイにて起きた同時多発テロを覚えているだろうか。イスラム過激派とみられるグループによる犯行と言われているこのテロ事件は、約200人もの死者を出した。
その標的の中心となったのが、インドの有名五つ星ホテル、タージマハル・ホテル。ムンバイの街が襲われたとき、ホテルの中では何が起こっていたのか。それを鮮明に描いたのが、新作映画の『Hotel Mumbai』だ。

映画では、テロリストに押し入れられたタージマハル・ホテルを舞台に、ホテルのスタッフたちが、自身の命を犠牲にしてまで、その場にいる人たちを守ろうとする、その勇敢で慈悲深い行動を映す。
ちなみに、犯行グループは主にイスラム教過激派の若者を中心に構成されていた。そこには、インドにおけるさまざまな社会問題や国際政治情勢に関わる宗教問題が密接に関係している。
キャストには、『スラムドッグ$ミリオネア』のデヴ・パテルと、『君の名前で僕を呼んで』のアーミー・ハマーが共演という何とも豪華な顔ぶれ。デヴが演じるのは、家で待つ家族のことを想いながらも、周りの人々を助けることを決めた勇敢なホテルの従業員。アーミーは、生まれたばかりの子どもと妻とともにそのホテルに滞在していた外国人旅行者を演じる。彼も同じく、自分を犠牲にしてでも家族を守ろうとする父親である。

あまりにも強烈なシーンの数々に衝撃を受けるかもしれないが、これは実話であり、この悲惨な出来事が実際に、世界各地で今起こっているのが現実。この作品は、そんな悲惨な実情と向き合うきっかけとなるに違いない。

解説

2008年のインド・ムンバイ同時多発テロでテロリストに占拠されたタージマハル・パレス・ホテルでの人質脱出劇を、「LION ライオン 25年目のただいま」「スラムドッグ$ミリオネア」のデブ・パテル主演で映画化。2008年11月、インドを代表する五つ星ホテルが500人以上の宿泊客と従業員を人質にテロリストによって占拠された。宿泊客を逃がすために、プロとしての誇りをかけてホテルに残ったホテルマンたち。部屋に取り残された赤ちゃんを救出するため、決死の覚悟で銃弾の中へと向かう父と母。テロリストたちに支配される極限の状況下で、特殊部隊の到着まで数日という過酷な現実を前に、人々の誇りと愛に満ちあふれた脱出劇が描かれる。パテルが宿泊客を守ろうとするホテルマン役を演じるほか、「君の名前で僕を呼んで」のアーミー・ハマーがアメリカ人旅行客役で出演。監督はこれまでも数多くの短編作品を手がけ、本作が長編初監督作となるオーストラリア出身のアンソニー・マラス。

 

2018年/オーストラリア・アメリカ・インド合作/123分/R15+
監督:アンソニー・マラス
原題:Hotel Mumbai
出演:デブ・パテル/アーミー・ハマー/ナザニン・ボニアディ/ティルダ・コブハム=ハーベイ/アヌパム・カー/他
配給:ギャガ

上映場所 ホールソレイユ(4F)
上映期間 11/1(金)~11/21(木)
11/1(金)~11/7(木) ①9:40 ②16:55
11/8(金)~11/14(木) ①13:45 ②20:35※レイト
11/15(金)~11/21(木) ①16:50

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