『ゴールデン・リバー』【9/6~】

黄金を見分ける化学式を見つけた化学者
それを奪おうとする権力者に雇われた、殺し屋兄弟と連絡係
からみ合う欲望の果ての目もくらむ結末──

ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)受賞の快挙を幕開けに、フランスで最も重要な仏アカデミー賞(セザール賞)では9部門にノミネートされ監督賞を含む4部門を制し、リュミエール賞では作品賞を始め3部門を獲得。数々の栄えある映画賞で、ウェスタンとサスペンスの融合というかつてない世界観から唯一無二の存在感を放ち、世界各国のメディアからも全く新しい傑作との呼び声の高い話題作が、いよいよ日本でも予測不能の展開で観る者の目をくらませる。
時はゴールドラッシュ、アメリカはオレゴンのとある町に、最強と恐れられる殺し屋兄弟がいた。彼らは一帯を仕切る権力者からの依頼で、仕事仲間の連絡係と共に、黄金を見分ける化学式を発見した化学者を追いかける。だが、黄金に魅せられた4人は、立場を超えて手を結ぶことにする。黄金を元手に暴力や貧富の差のない理想の社会を作りたい化学者、そんな彼の夢に心酔する連絡係、普通の平穏な暮らしに憧れる兄、裏社会でのし上がりたい弟─それぞれの思惑を抱きながら、遂に黄金を手に入れる4人。その時、彼ら自身も知らなかった本当の欲望があふれ出す──。

カンヌ国際映画祭パルム・ドールに輝く名匠が指揮した
ハリウッド史上最強の個性を放つ4人の共演と
最高峰のスタッフによる、すべてが本物の映画

無敵の強さを誇るが、見た目に反してロマンチストで意外にもお人好しの兄イーライには、『シカゴ』でアカデミー賞®にノミネートされたジョン・C・ライリー。野犬のように凶暴で大酒飲みだが、どこか憎めない少年のような愛らしさを湛えた弟チャーリーには、『ザ・マスター』などで3度アカデミー賞®にノミネートされたホアキン・フェニックス。誰も信じられず心を閉ざしていたが、化学者との間に芽生えた初めての友情に生きる喜びを見出す連絡係のモリスには、『ブロークバック・マウンテン』でアカデミー賞®にノミネートされたジェイク・ギレンホール。他人の心をコントロールするカリスマ性を秘めた化学者には、『ナイトクローラー』でインディペンデント・スピリット賞にノミネートされたリズ・アーメッド。
原作は、イギリスの権威あるブッカー賞の最終候補に残ったパトリック・デウィットの「シスターズ・ブラザーズ」。監督はカンヌ国際映画祭の常連で、『預言者』でグランプリを、『ディーパンの闘い』でパルム・ドールを受賞したジャック・オーディアール。『君と歩く世界』でもセザール賞9部門にノミネートされ4部門に輝くなどフランスが誇る名匠だが、本作で初めてハリウッド俳優を指揮し、ウェスタンという新境地にも挑み、あらためて無限の才能を惜しみなく披露した。
時に不穏な響きで心をざわめかせ、時に哀愁を帯びた音色で魂を鎮める音楽は、『グランド・ブダペスト・ホテル』と『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞®を受賞、今世紀最高峰の音楽家と称えられるアレクサンドル・デスプラ。物語のリアリティを支える衣装は、アカデミー賞®9度ノミネートを誇り、『マリー・アントワネット』などで4度受賞したミレーナ・カノネロ。荒々しくも美しい山々と、男たちのひりひりするような駆け引きを捉えた撮影は、『スプリング・ブレイカーズ』のブノワ・デビエ。
出会うはずのなかった男たちに生まれたまさかの友情を、黄金が狂わせていく──。人間の底なしの欲をあぶりだす心理サスペンス。

 

2018年/アメリカ・フランス・ルーマニア・スペイン合作 /120分/PG12
監督:ジャック・オーディアール
原題:The Sisters Brothers
出演:ジョン・C・ライリー/ホアキン・フェニックス/ジェイク・ギレンホール/リズ・アーメッド/レベッカ・ルート/他
配給:ギャガ

 

上映場所 ソレイユ・2(地下)
上映期間 9/6(金)~9/19(木)
9/6(金)~9/12(木) 時間未定
9/13(金)~9/19(木) 時間未定

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