『アガサ・クリスティー ねじれた家』【6/14~】

2019/04/17

華麗なる一族の大富豪が毒殺された。
残されたのは“心のねじれた”家族と巨額の遺産。

1920年のデビューから100年で20億冊もの売り上げを記録する、世紀のベストセラー作家アガサ・クリスティー。彼女が自身の〈最高傑作〉だと誇る、1949年に発表されたミステリー小説「ねじれた家」の初の映画化が70年の時を経て実現した。
巨万の富を築き上げた大富豪レオニデスが毒殺された。私立探偵のチャールズは、レオニデスの孫娘で元恋人のソフィアから捜査を依頼される。莫大な遺産を巡って、疑惑と嫉妬をぶつけあう“心のねじれた”家族たち。一族全員に殺害の動機があったことが露わとなったその時、第2の殺人が起きる――。
主演を務めるのは、最新作『天才作家の妻 -40年目の真実-』でゴールデン・グローブ賞を受賞、アカデミー賞®にもノミネートされ、華々しいキャリアの頂点に立つグレン・クローズ。今の時代の人々が共感する、強く品格のある女性像を演じた。

同作でクローズの息子役を演じて高く評価された、英国注目の若手俳優マックス・アイアンズが、著名な警視監だった父にコンプレックスを抱える私立探偵チャールズに扮する。さらに、『アンコール!!』のテレンス・スタンプや『ドラゴン・タトゥーの女』のジュリアン・サンズなど、英国の名優たちの幾層もの伏線を張り巡らせた演技が、スクリーンに緊迫感をもたらした。
脚本は、『ゴスフォード・パーク』でアカデミー賞®を受賞し、大人気TVシリーズ「ダウントン・アビー」の企画・脚本も手掛けるジュリアン・フェロウズ。監督は『サラの鍵』で日本中を感動の涙で包んだジル・パケ=ブレネール。
大富豪が秘かに回想録を書いていたことが発覚し、親族一同に平等に分配すると記した遺言書が無効だと判明。果たしてチャールズは、この〈ねじれた家〉には存在しない〈真実〉に辿り着くことができるのか──?エキサイティングかつ刺激的な謎解きに陶酔する極上のミステリー。

STORY

〈伝説的人物〉の突然の死に、英国中が驚いた。アリスティド・レオニデス、ギリシャで生まれ、若い頃に無一文で英国へ渡り、レストラン経営で大成功を収め、巨万の富を築いた人物だ。
その孫娘であるソフィア(ステファニー・マティーニ)が、かつての恋人のチャールズ(マックス・アイアンズ)が営む探偵事務所に現れる。一族の誰かが祖父を殺したにちがいないと打ち明ける彼女は、チャールズに捜査を依頼するのだった。ロンドン警視庁を訪れたチャールズは、タヴァナー主任警部(テレンス・スタンプ)から、レオニデスの死因は毒殺だと知らされる。

大豪邸に到着したチャールズを迎えたのは、レオニデスの前妻の姉イーディス(グレン・クローズ)だった。彼女を筆頭に聞き込みを始めるが、強烈な個性を放つ人々を相手に、捜査は一向に進まない。しかも、愛人のいるらしい若い後妻から、破産・倒産寸前の二人の息子とその妻に至るまで、全員に殺害の動機があった。
そんな中、レオニデスの遺言書が無効であることが発覚したことから、チャールズは真相が見えたと確信する。ところが、その推理を覆す第2の殺人が起きる――。

 

2017年/イギリス/115分
監督:ジル・パケ=ブレネール
原題:Crooked House
出演:グレン・クローズ/マックス・アイアンズ/ステファニー・マティーニ/テレンス・スタンプ/クリスティーナ・ヘンドリックス/他
配給:KADOKAWA

 

上映場所 ホールソレイユ(4F)
上映期間 6/14(金)~6/27(木)
6/14(金)~6/20(木) ①12:05 ②18:55※18日(火)は②の上映はありません。
6/21(金)~6/27(木) ①14:30 ②19:00
6/28(金)~7/4(木) ①18:30

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