『女王陛下のお気に入り』【5/17~】

2019/03/24

17人の子供に先立たれた孤独な女王と、その寵愛を取り合う二人の女
息もつかせぬ、稀代の宮廷絵巻

2018年のベネチア国際映画祭で、審査員大賞と女優賞のダブル受賞を果たし、本年度の賞レースの主役は間違いなしとメディアからも大絶賛の超話題作が、遂に日本にもお目見えする。
18世紀初頭、宿敵ルイ14世のフランスと交戦中のイングランド。揺れる国家と女王のアンを、彼女の幼馴染で女官庁を務めるレディ・サラが操っていた。そこに、サラの従妹で上流階級から没落したアビゲイルが召使として働くことになる。サラに気に入られ、待女に昇格したアビゲイルだったが、彼女の中に生き残りをかけた野望が芽生え始める。夫が総指揮をとる戦争の継続をめぐる争いにサラが没頭しているうちに、アビゲイルは少しずつ女王の心をつかんでいくのだが---。

豪華絢爛な王室を舞台に巻き起こる
三大女優の競演による究極の宮廷ドラマ

気まぐれで病弱、それでも頑固に国を守るアン女王を演じるのは、ベネチアで女優賞の栄冠を手にした、オリヴィア・コールマン。ゴールデン・グローブ賞に輝く英国の名女優だ。本作での万人が称賛する圧巻の演技によって、さらなる栄誉が期待されている。
一度は没落したが、上流階級への返り咲きを狙う待女アビゲイルには、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞®主演女優賞を獲得したエマ・ストーン。従順で愛らしい待女が生き残りをかけてのし上がっていく姿を演じ、新境地を開いた。
女王の心を支配し、絶大なる権力を振るうレディ・サラには、『ナイロビの蜂』でアカデミー賞®を受賞したレイチェル・ワイズ。英国首相ウィンストン・チャーチルやダイアナ妃の先祖である、聡明で気性が激しい実在の女性像をクールかつソリッドに演じた。
3人の女たちが、頭脳と肉体と精神力を駆使して互いに仕掛け合う罠が、時におかしくも爽快で、さらに切なくもいじらしい、稀代の宮廷ドラマの誕生だ。

 

2018年/アイルランド・イギリス・アメリカ合作/120分/PG12
監督:ヨルゴス・ランティモス
原題:The Favourite
出演:オリビア・コールマン/エマ・ストーン/レイチェル・ワイズ/ニコラス・ホルト/ジョー・アルウィン/他
配給:20世紀フォックス映画

 

上映場所 ホールソレイユ(4F)
上映期間 5/17(金)~6/6(木)
5/17(金)~5/23(木) ①13:20 ②17:35
5/24(金)~5/30(木) ①12:10 ②18:40
5/31(金)~6/6(木) ①13:50

[margin_5t](C)2018 Twentieth Century Fox

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