『メアリーの総て』【3/8~】

2019/01/13

「フランケンシュタイン」誕生から200年―
今初めて明かされる衝撃の真実

200年もの間、愛され続けてきた「フランケンシュタイン」。ティム・バートン、ギレルモ・デル・トロ、デヴィッド・リンチら今世紀の鬼才たちにも絶大な影響を与えた、ゴシック小説の金字塔だ。恐ろしい〈怪物〉の物語を描いたのは、当時18歳のメアリー・シェリー。「高慢と偏見」「ジェーン・エア」作者らと並び、英文学史に名を残す女流作家でありながら、これまでヴェールに包まれてきた彼女の波乱に満ちた人生が、初めて映画化された。

エル・ファニングが現代に蘇らせる、
哀しみと涙から傑作を紡いだ、時代を超えるヒロイン

可憐で聡明、そして不幸であるほど才能が開花してゆくメアリーに魂を吹き込んだのは、いま最も世界から注目を受ける女優、エル・ファニング。メアリーの生き様に感銘を受け、極上の映像美と共にスクリーンに焼き付けたのは『少女は自転車にのって』で各国の批評家から絶賛を浴びた、サウジアラビア初の女性映画監督。後に名作「吸血鬼」も生んだ、文学史に残る伝説の一夜「ディオダティ荘の怪奇談義」も描かれる。

STORY

19世紀、イギリス。作家を夢見るメアリーは、折り合いの悪い継母と離れ、父の友人のもとで暮らし始める。ある夜、屋敷で読書会が開かれ、メアリーは“異端の天才詩人”と噂されるパーシー・シェリーと出会う。互いの才能に強く惹かれ合う二人だったが、パーシーには妻子がいた。情熱に身を任せた二人は駆け落ちし、やがてメアリーは女の子を産むが、借金の取り立てから逃げる途中で娘は呆気なく命を落とす。失意のメアリーはある日、夫と共に滞在していた、悪名高い詩人・バイロン卿の別荘で「皆で一つずつ怪奇談を書いて披露しよう」と持ちかけられる。深い哀しみと喪失に打ちひしがれる彼女の中で、何かが生まれようとしていた──。

 

 

2017 年/ イギリス・ルクセンブルク・アメリカ合作 / 121分/ PG12
監督:ハイファ・アル=マンスール
原題:Mary Shelley
出演:エル・ファニング/ダグラス・ブース/スティーブン・ディレイン/ジョアンヌ・フロガット/ベン・ハーディ 他
配給:ギャガ

 

上映場所 ホールソレイユ(4F)
上映期間 3/8(金)~3/21(木)
3/8(金)~3/14(木) ①10:10 ②16:50
3/15(金)~3/21(木) ①14:30

[margin_5t](C)Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017

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